シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

(一社)全日本シャンチー連合会オフィシャルブログ「シャンチーの日々」

9999-01-01 | シャンチーの日々
「世界で最も歴史が古く、最も競技人口の多いスポーツ」シャンチー(中国象棋)に関するニュースを一般社団法人全日本シャンチー連合会からお届けします。

「シャンチー」は中国に起源を発し、チェスや日本将棋など世界に分布する「将棋型ゲーム」のルーツともいわれています。シャンチーの起源は、今から2千年以上前の春秋戦国時代に行われていた「六博(りくはく)」にさかのぼることができます。約1千年前には現在と同じルールのシャンチーが行われるようになりました。

シャンチーは、現在では中国だけでなく、アジア、ヨーロッパ、アメリカでも行われており、その競技人口は5億人ともいわれています。2010年広州アジア競技大会では、チェス・囲碁とともに正式種目に採用され、名実ともに国際的にスポーツとしての地位を確立しています。

日本は、1992年にアジアシャンチー連合会に加盟が認められ、また1993年の世界シャンチー連合会の設立にあたっては原加盟国となりました。

2019年11月、任意団体日本シャンチー協会の中村千鶴理事長が就任直後に自ら「中華民国象棋協会」の招きに応じて、現地で行われた「国際招待戦」に参加するという事件が発生、戸川芳郎、小熊誠両前理事長(現本法人名誉顧問)が築いてこられた「1972年の日中共同声明の精神を遵守する」という伝統を継承するため、2020年、有志により新団体「一般社団法人日本シャンチー協会」が結成され、東京法務局から法人登記の認可を受けました。ただちにアジアシャンチー連合会・林関浩秘書長の呼びかけに応じて、「小異を残して大同を求める」精神の下、すべてのシャンチー愛好者が「2022杭州アジア競技大会」に選手を派遣するため団結するよう呼びかけを行いましたが、任意団体では統一の話し合いに応じない状態が続いています。一方、日中友好団体等から「『二つの中国』、『一中一台』に加担する任意団体と混同されるような名称は日中友好運動にとって不利ではないか」とのアドバイスをいただくようになりました。

諸般の情勢に鑑み、2022年、当法人は「一般社団法人全日本シャンチー連合会」に変更登記を行いました。当法人では、引き続き「日中共同声明の精神を遵守する」という方針の下、日中文化交流の一翼を担うべく努力を続けてまいります。

おことわり
本ブログ記事は2019年まではすべて当時任意団体日本シャンチー協会事務局長を務めていた山田光紀の執筆によるものです(写真撮影を含む)。以後の記事は当法人代表理事・山田光紀が担当しています。

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この競技の正式名称は「シャンチー」です

「シャンチー」は『広辞苑』の見出し語にも

(一社)全日本シャンチー連合会ホームページ

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