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建築・アート・サッカーが好きなリフォームプランナーの日々の出来事

初詣~京都国立博物館平成知新館

2015-01-07 16:54:48 | 日記
今年のお正月休み、
元日は雪に見舞われ家から一歩も出られなかったが、
3日に京都へ初詣に出かけた。
3日未明の京都市内の積雪は21cm、
61年ぶりの大雪だったそうで、
見慣れた京都の街並みがまったく別の表情を
見せていた。



まずは八坂神社へ。
全国に約3000社ある祇園社の総本社で
「祇園さん」の名で親しまれている。
本殿は神殿と拝殿の異なる建物を1つの屋根でおおった
祇園造と呼ばれる建築様式。
夏の祭礼・祇園祭は、貞観11年(869)の疫病流行の際の
災厄除去を祈ったことに由来する



円山公園からねねの道、二年坂、産寧坂と歩いて清水寺へ。
奈良末期778年に僧延鎮が開山し、平安建都間もない延暦17年(798年)
坂上田村麻呂が仏殿を建立したと伝えられる。
現在の建物の多くは、寛永8年から10年(1631年から1633年)、
徳川家光の寄進によって再建されたもの。
本堂(通称 清水の舞台)の屋根は寄棟造、
檜皮葺きで、正面の左右に入母屋造の翼廊が突き出し、
外観に変化を与えているのが特徴。
建物の前半部分は山の斜面にせり出すようにして建てられ、
139本もの長大な欅の柱が「舞台」と呼ばれる
せり出し部分を支えており、釘は一切使われていない。



清水寺をあとにして、七条通りまで歩き、
昨年開館した京都国立博物館平成知新館へ。
建築家谷口吉生が16年の歳月をかけて完成させた
古都京都の新名所である。
建物は日本的な空間構成の根源的な要素を
強調したデザインとなっている。
非対称、水平性、柱と梁の軸組による端正な構成美、
深い庇などで内と外を緩やかにつなぐ中間領域、
半透過素材を用いると同時に鉄やガラスといった
現代的なマテリアルで日本の伝統建築を思わせる空間を表現。

久しぶりにゆっくりと京都を満喫したお正月。
雪化粧もあって賑わいのなかにも静けさがあって
やっぱり日本のお正月っていいなあとしみじみ思う。

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