こっちは月でてるよ

++日々感じたこと…ひとりごと++

暗闇の中

2011-03-13 | ひとりごと
地震から2日経っても、水も電気も復旧しません
運よく浴槽に水を溜めたままにしていたため
トイレの水には困りませんでした。

近所の方が井戸水を使っていいよと声を掛けてくれたので
ありがたく、お鍋2つ分だけいただきました。

実家では水が復旧したとのことで
あらゆる物に水を詰めて、母と兄が家まで届けてくれました。

プロパンガスはすぐに使えるようになったので
とりあえず、ガスでお米を炊きました。
そのお米で塩おにぎりを握り、夜に備えました。

そして、夜。


キリンの頭から懐中電灯をぶら下げて。
車で充電したポータブルナビでワンセグを見ながら。


昼間握った塩おにぎりを食べました。

地震の爪痕

2011-03-12 | ひとりごと
夜勤を何とか乗り切り、だんなさまや実家とも連絡が取れました。
実家は家の壁にヒビが入り、屋根の瓦も落ちたとのこと。
心配になり、夜勤明けで実家に寄ってみました。
むむむ・・・





築約35年の家は、かなりやばいことになっていました

震災の日の夜

2011-03-11 | ひとりごと
震災の日。
自宅にいて仕事に行く準備をしていた私。
めちゃくちゃの部屋をそのままにし。
誰とも連絡が取れないまま。
夜勤のため職場へ向かいました。

あちこちの家の塀が倒れ、瓦が落ち。
信号機は全てストップし、道路は大渋滞。
運よく、職場近くのコンビニはレジが動き
夜勤の食料を買うことが出来ました。

職場に着くと、職場もパニックになっていました。
100人のお年寄りを抱え、電気も水道もストップ。
何とか病院のガスが使え、夕食は大鍋で届きました。
それを小鍋に移し、各ユニットで食器に分けました。
薄暗い中、声を掛けながらの食事。
またいつ地震が起こるか分からないため
洋服のまま寝てもらうことにしました。

夜勤者は看護師1人、介護士3人の計4人で
2階、3階に分かれて50人ずつのお年寄りを見ます。
看護師はたった1人で2階と3階を回らなければなりません。
今回は緊急事態ということで、数名の職員が残ってくれることになりました。

夜になると施設の中は真っ暗。
懐中電灯を片手に、おむつ交換に回りました。
吸引が必要なお年寄りのベッドを全て一ヶ所に集め
病院の工事現場で貸してくれたガソリン発電機で吸引器の電源を取り
なんとか乗り越えました。

暗闇の中、自分でトイレに行ったお年寄りが転倒し
2人が頭部を切りました。

もし、建物から避難しなければいけなくなった時に
100人ものお年寄りをどうやって助ければいいのだろう。
命を預かっているという責任と。
また地震が来たらという不安と。
家族はみんな無事なのかという心配と。

一生忘れることはない夜。