こっちは月でてるよ

++日々感じたこと…ひとりごと++

おざぶ

2007-02-27 | ちょっとひとり暮らし
ひとり暮らしを始める時に、ベッドを買った。


眠れるぞ~。


ベッドには脚が6本。

脚の下にはダンボールの切れ端を入れた。

床を傷つけないように、とりあえず。

のはずだったが。

気が付けばそのまま10ヶ月以上経過。

いかんいかん!

あまりにもみっともないので、おざぶを作成した。






ちょっとは、びんぼーくさくなくなったかな?

++おざぶの周りにホコリが溜まる++

むなしい

2007-02-10 | ちょっと仕事
先日のこと。
仕事は休みでしたが、勉強会があるため夕方から本院に行きました。
勉強会が終わった後、先月まで施設にいて入院したOさんに会いに行きました。
Oさんは90歳のおばあさんです。

私のことをなぜか「きーちゃん」と呼び

 「きーちゃんは今日は何時までいるの?」
 「きーちゃんがお泊りなら安心だわ」
 「1人で寝るのは寂しいから、きーちゃん一緒に寝てちょうだい」

よく私の手を自分の頬に持っていき、さすっていました。

面会に行ったときは食事も終わり、Oさんはベッドに横になっていました。
顔の肌の艶もよく、唇もピンクで元気そうでした。
私が「きーちゃんだよ。わかる?」と声をかけると、
いつものように私の手を取り、頬にすりすりっとしてくれました。

Oさんの元気な姿を見た私はそのまま施設に寄り、
ユニットの仲間に「Oさん、顔色もよくて元気そうだったよ」
そう伝えたのです。

それなのに。
翌日に体調が悪くなり、お昼過ぎに亡くなったそうです。
その日も私は休みだったので、知ったのは次の日でした。
ものすごくショックでした。

みんなは
「元気なうちに会えたのはじゅんくりさんだけなのだから
 きっとOさんは最期に会いたいと思ってくれたんだよ」
そう慰めてくれました。
Oさんの頬の感触が忘れられません。

この仕事を始めてから、いったい何人の方に出会っただろう。
何人の方が亡くなっただろう。
入所者さんとの会話のひとつひとつを思い出しながら、
すこし虚しい気持ちになっています。

目印はパンダのがまぐち 【いざいざ、金沢へ 9】

2007-02-04 | ちょっとおでかけ
金沢どころか東京にも行き着かないまま【9】になってしまいました。
みなさまのイライラした顔が目に浮かびます。
頑張ってペースを速めますので、お付き合いくださいませ。

バスはのろのろ走りながらも高速を下り、10時過ぎには上野駅に着きました。
そこから山手線で東京駅に向かいます。
「最初から東京駅行きのバスに乗れよ~!」
と思われるかもしれませんが、それだと間に合わない気がしたのです。

私の計算はぴったり。
見晴さんとは東京駅構内の大丸デパート前で10時30分に待ち合わせ。
私が東京駅の改札を出たのは10時28分でした。
時間に間に合ったことと、これから見晴さんにお会いするんだと思ったら、
心臓はバクバクバクバク。

見晴さんとお会いするのは初めてなので、もちろんお顔は分かりません。
目印にパンダのがまぐちを提げているという見晴さん。
歩きながら、どこにパンダを提げているのかわからないので
あちこち目で追う怪しい私。
そんな私の目に飛び込んできたのが。
クマのポシェットを斜めに提げた女性でした。

パンダ=クマ?

いやいや、見晴さんならクマじゃなくて絶対パンダでしょう。
「どこだかわからないよ~」と見晴さんにメールを打ちながら
うろうろうろうろうろうろ。
やっと大丸デパートの入口を見つけると、立っている女性が数人。

以前、きくさんのパンダツアーの記事を読んで。
見晴さんは絶対スカートをはいていると思ったのです。
まず、スカートをはいている女性に目が行き。
次に持ち物をチェック。
すると。
首から何か提げている女性を発見。
なにかな?
おおっ。パンダの頭だ。
パンダのがまぐちかな??
横目で見ながらパンダを確認し、恐る恐る近づくと。
相手も気が付いた様子。

「見晴さん?」

「じゅんさんですか?」

わ~い。見晴さんだ~。

目がぱっちりでかわいい素敵な女性。
やっぱりやっぱりスカートでした。
パンダのがまぐちがとても似合っているのですよ。

やっと見晴さんに会えました。
これから2人の金沢までの長旅が始まり始まり~です。