数奇な運命をたどった古浄瑠璃
それにしても
いろんな縁で繋がって
2009年、300年ぶりに舞台に甦った古浄瑠璃
最初のきっかけは
昨年40数年ぶりで行った長崎
雨降りさんぽした出島だったとは
出島から 日本に入ってきたものは 眼鏡とワインだそう
日本から持ち出された物の中には
古浄瑠璃の台本もあって
ジョークを交えながら お話されるキーンさん
端っこから横顔をみつめて
ときどき 端っこをみつめたりして
お話が終わったキーンさん
客席で一緒に 角太夫さんの弾き語りをご覧になっていました
端っこの席だったので
客席にいるキーンさんもみつめつつつ
舞台にいる横顔の角太夫さんもみつめつつ
なんとも 贅沢な古浄瑠璃鑑賞
よく通る角太夫さんの いろんな声色を楽しみながら
三味線の響きに合わせて
座りながらも のけぞるような体勢で 語るものだから
バチさばきも じぃっとみつめて
ついつい 引き込まれて
勉強会終えて
ドナルド・キーンさん 客席をあとにされるとき
ホールの端っこを通って
端っこに座っていたので
そばを通ったときには
まじかのキーンさん 優しい笑顔でした
さんぽコースで
古浄瑠璃も学んで
ドナルド・キーンさんに会えるなんて 夢のような素敵な時間でした