jujuといっしょ。

我が家のオテンバ娘、シベリアンハスキーjujuと飼い主の成長の記録?2012年早春、アメリカンカールもどきりゅう新加入。

北海道下女日記(番外編)

2008年10月14日 | おでかけ
ビンぞう様家のご長男、
ウ~吉坊ちゃま。

大変なお怪我でございましたが、
ここのところめきめきとご回復の由。


あれから一ヶ月も経ち
ほんのひと時ではございましたが
ウ~吉坊ちゃま付き下女を勤めさせて頂いたご縁のございますワタクシ、
坊ちゃまのご回復が
心より嬉しく胸をなでおろす秋の夜長でございます。


・:*:・゜`☆、。・:*:・゜`★・:*:・゜`☆、。・:*:・゜`★


ウ~吉ぼっちゃま、
普段はこのように愛想のよい優しい坊ちゃま。


到着時は餃子耳で歓迎をお示しくださいましたが。






手術を待つ約2週間の間は両足が固定され、
この時はまだ痛みもおありになるご様子で、
用足しに行かれるのもままなりませんでした。




しかも目の前で繰り広げられる
楽しそうな弟君たちのこのご様子です…




ご機嫌が悪くなられるのも無理からぬこと。。。



怪我のウ~坊ちゃまのこと、
お休みになってばかりと
お思いの方も多うございましょうが、


足の怪我のほかは至ってお元気で



お食事やオヤツの時間など、
ニオイにつられて正気を逸する(?)弟君たちに
給仕の私どもが気を取られたり致しますと




自由のきかぬおみ足をひきずりつつ
ボウルに突進されかかる場面などもございまして、
お仕え致します者としては
ハラハラということもしばしば。。。




普段温和でいらっしゃいますウ~坊ちゃまとて、
この状態ではストレスがたまるというもの。




オヤツや




おもちゃ、




果ては自慢のタテガミをご覧頂いたり、
ナリキリ芸をお見せするなど
工夫を凝らして皆でお慰めしてみましたが






晴れ渡った青空の下、




楽しげに遊ぶお二方を
羨ましげにご覧になるウ~坊ちゃまを
 



お引き止めしてばかりでは酷というもの…




しかし大柄の坊ちゃまを
お支えするのは結構大変なものです。




足首(?)までのテーピングで、
おのずと爪先立ちでの歩行となり、
坊ちゃま、さながらケロケロ足のバレリーナ。


しかも吊り上げられた状態ゆえか
ちょこまかとした超高速バレリーナ状態で
なんともおいたわしい。。。ぷぷぷぷ
あっっ、失礼致しました。



☆..:*・゜☆..:*・゜☆..:*・゜☆..:*・゜☆:*・☆..:*・゜☆..:


そうそう、こんなこともございました。


弟君お二人が
ご近所をひとまわりして来られるとのことで、
ウ~坊ちゃまをワタクシ一人で看させて頂く時間がございました。

皆様お出掛けになられると同時に、
ウ~坊ちゃま、お見送りに「外へ出せ」とおっしゃいます。



デッキのこのマット部分にゆっくりと寝そべるのが
坊ちゃまのお気に入りでしたが、



その時は、出掛けられる皆様の後姿をご覧になりたかったのでございましょう。
しかしワタクシ、介護ハーネスでのお世話には初めてのことで自信がございません。
介護ハーネス扱いの未熟さと、
痛みのあるおみ足が思うようにならないというイライラとが相まって、
ウ~坊ちゃまのストレスは頂点だったと今ならお察しいたしますのですが。。。


座りやすかろうと、畳めぬおみ足に手を添えればお叱りを受け、
座ろうとされるのをうまく操れぬハーネスで邪魔してはお叱りを受け、
ご自身も狙った位置に思うように座せず、
くるくると一点を中心に回ってしまうありさまに唸り声をあげられ。。。



かなりイライラされつつもやっとマットに座れたと
ホッとしたのも束の間でございました。

やっとの思いで坊ちゃまがお座りになられた位置ではございましたが、
折角のお庭に面した場所でありながら、庭は背中に、
そして坊ちゃまの正面15センチあまりの所に家の壁・・・



さすがに普段穏やかなウ~吉坊ちゃまも
目の前が壁、
言うなれば‘壁とお見合い’という事態にお怒りが沸点に(汗)



もうなにもかも、
お気に召さぬご様子で、
右を向けば威嚇、左にお支えすれば威嚇、

デッキの階段部分をお降りになりたいと仰せのままに
ワタクシの歩幅もちょこまかとなりながら、
中腰でハーネスをお支えするも、
気に入らぬことだらけでございましたのでしょう、
坊ちゃま、悲鳴こそあげられませんでしたが、
威嚇しっぱなしの状態でございます。

ベテラン下女のワタクシではございますが、
情けなくも胸の内で悲鳴を… (誰かたすけて~(泣)



坊ちゃまの御心にうまく沿わせて頂くことのできない至らぬワタクシ、
ご機嫌をどうお取りしてよいのやらも見当がつかず、
「用を足すのか足さないのか、お早くお決めくださいまし。奥様、お早いお帰りを!」と
心で念じておりましたところ、
ウ~坊ちゃまを心配されてお散歩を早めに切り上げてこられた皆様のお帰り。。。


心底ホッと致しましたのでございます。。。


☆..:*・゜☆..:*・゜☆..:*・゜☆..:*・゜☆:*・☆..:*・゜☆..:




仲の良いご兄弟で、ウ~ぼっちゃまを心配して、
弟・銀坊ちゃまが寄り添われたりもするひと時。 





そんな時、ちび太坊ちゃまは少し所在無げに
遊び相手を探すお姿がおかわいらしくて
見ているだけで心和むのでございます。






5日というもの、お仕えさせて頂きながらも
たくさんの楽しい思い出を頂戴致しまして、




名残を惜しみつつ



そして惜しまれつつ(?)
お屋敷を後に、おいとま致して参りました次第でございます。。。



☆..:*・゜☆..:*・゜☆..:*・゜☆..:*・゜☆:*・☆..:*・゜☆..:







住み慣れたホームグラウンドへ戻って参りましたが
ここにも。。。



甘えん坊で手の掛かるお嬢様がお待ちでございました。





そして今日もワタクシの下女生活は
つつがなく、続いていくのでございます。。。