敬老の日。ヒップホップ的にいうと“R・E・S・P・ECT! ワン・アンド・オンリー、年輩さん! ピース!”ってところですか。(ウソ)(敬老の日=RESPECT FOR THE AGED DAYだから)
家にいると、規則的に食事を三回摂るもんだから、かえってメタボが進んでいるような気がします…。
金曜から休んでますが、結局思うようには過ごせないものですな。仕事たまったママーパパイヤーDEATH。
というわけで、JAZZTRONIKのライヴ@モーションブルーは泣く泣くキャンセルの方向で。
その慰め、という訳でもないですが、前から気になっていたアルバムを購入。
1つは、ザ・デイ『ザ・デイ・ハズ・カム』(THE DEY『THE DEY Has Come』)。最初ジャケットを見た時は、山田優(あるいはARIA)とモンキーマジックが黒人ラッパーと組んだユニットなのか? と思ってしまったんですが(そんなバカな)、アース・ウインド&ファイアの「宇宙のファンタジー」を大胆にサンプリングした(サンプリングというよりもろカヴァーといってもいいですが)「ギヴ・ユー・ザ・ワールド」がヒットしている人たちです。
こういうグループはだいたい一発目のシングルが注目されたりするけど、結局それだけで後は尻つぼみみたいな流れがよくあるわけで、アルバムもシングル以外の質がイマイチで“あ~あ~…(買わなきゃよかった)”なんて展開が往々にしてあったりするもんですが、こちらは違いました。出自に関連していると思いますが(プエルト・リコ系)、単なるヒップホップではなくて、スパニッシュやらラテン調のフレーヴァがここかしこに感じられていて(実際にスペイン語で歌われているパートもアリ)、それがいいアクセントとなってヤンチャさだけにとどまらない楽曲に底上げされているわけです。グッド。
2つめは、ブランドン・ビールの『コンフォータブル』(BRANDON BEAL『COMFORTABLE』)。日本独占先行盤の本作が本格的な世界デビュー盤となるわけだが、顔面どアップのジャケットがかなりインパクト大。一瞬、イスラム圏風の音楽をやる人なのか、とか勘繰ってしまったり(あくまでもイメージです)。聴いてみると、結構正統派のR&Bを貫いていて、クリス・ブラウンやトレイ・ソングス、パリス・ヒルトンらに作詞提供したり、リル・ジョンやトッド・テリーらと共同プロデュースもこなしたらしく、実力が認められている自作自演アーティストのよう。
とはいえ、自作自演アーティストにありがちな、変なナルシシズムを強調した独りよがり的な要素はなく、ヴォーカルもスムースに耳に入ってきます。アクがあるタイプが好きだという方には、もうちょっと押しが欲しいなぁと思われるかもしれませんが、個人的にはソウルネスもディープに陥り過ぎず、かといって浮つき過ぎずといった、いい塩梅に仕上がっております。完成度、クオリティともに高い作品です。
疑問なのは、ジャケット中に“キシハカイチト ヒチタモンカ”という日本語カナが書かれているんですが、その意味が解からないこと。以前、マドンナのベスト盤に“モチシラミミチ”と同様にカナで書かれていたのを思い出しました。マドンナの“モチシラミミチ”は、それぞれの文字が書いてあるPCなどのキーボードに書いてある英字を“モ→M”“チ→A”…と追っていくと、あらまあ不思議“MADONNA”になるじゃないですか、っていうシロモノでしたが、このブランドン・ビールの“キシハカイチト ヒチタモンカ”をキーボードで追っても“GDFTEAS VAQMYT”で意味不明。では、何かのアナグラムなんですかね……。ちょっとそこまで考える暇もないんで、そのうち誰かが解読することを期待しておきます。(苦笑)
ニーヨよりもいいと思うな、このブランドン・ビールは!……と思いながらニーヨ『イヤー・オブ・ザ・ジェントルマン』(NE-YO『YEAR OF THE GENTLEMAN』を次に聴いてみたら、今作はかなりいい感じじゃないですか。すみませんでした。(笑)デビュー作『イン・マイ・オウン・ワーズ』、2nd『ビコーズ・オブ・ユー』よりもいいかも。“ジェントルマン=紳士”という言葉をタイトルに入れてるだけに、サウンドやリリックへのアプローチも紳士然としたところを目指しているようですよ。「ソー・シック」「セクシー・ラヴ」とかでセックス、セックス言ってたニーヨも大人になったということですかね。(笑)
今度来日する時は、バンド・セットを率いてリップ・シンクなしで来い!(爆)
というわけで、そろそろ仕事に戻りますか……。
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