ごかん・語幹・語感・五感・・・。
ワープロで「ごかん」と入力して変換すると、いろいろな漢字が出てきます(結構の確率で正しく変換してくれる最近のワープロに感心しました)
○「語幹」
文法用語のようです。「語根(ごこん)」と表記している本もあります。
対応する言葉は「語尾(ごび)」です。
普通に母語を習得した人が別の外国語を学ぶ場合、「文法」が外国語習得(読む書く聞く話すができる意味)の強力ツールであることは議論の余地はないと思います。
正直「文法」は楽しくありません。でも、この最初の「山」を越えるとすばらしい未来が待っています。4月から学習をスタートした場合、ちょうど今ぐらいが「辛い上り坂」なのです。
語尾活用は規則的なものをまずマスターします。変格活用は出てきたらそのつど覚えます。1回では絶対無理なので何度も何度も辛抱強く覚えます。
○「語感」「五感」
ここで覚えるのに単に本を「読む」だけではダメです。手で書き、その文字を見て声に出し、発音を聞いて確認していく記憶に定着します。
ココから話はちょっとそれます。
私たちが綺麗な景色を見たり、クラシック音楽のような優雅な音楽を聴いたとき、自然と勝手に「うつくしい」と思い、口が動きます。これは私たちの全ての感覚が感じて言葉を発しているからです。
机に向かってテキストを見て、CDやテープのネイティブの音声を聞いて勉強しているのに、いざしゃべろうとすると口が思うように動かない・・・。頭の中にはたくさんの単語や構文があるのに・・・という方が多いようです。まして自分は単語や構文の知識は並以下ですから、もっとダメなはず。
でもせいぜい中学で習う単語程度でなんとかコミュニケーションは取れるのです。それはアマチュア無線等で日頃から(簡単ではあるが)会話をしているからだと最近気が付きました。つまり、大体毎日英語を話しているということが大事だと。
最近良く聞くラジオに「NHKラジオ 徹底トレーニング英会話」というのがあります。たまたまラジオから流れていたのを聞いたのですが、番組進行が非常に軽快で、15分があっという間に過ぎていきます。たまたま本屋で6月号のテキストを見かけたのでパラパラ見てみました。普通の日常会話ですのでビジネス英会話のような難しい単語はありません。でも、実際聞いてみると聞き取れないいんですよこれが。
自分のレベルではちょっと、いやかなり高いかな?とも思いましたが、最近は録音して聞いています。講師の岩村圭南氏は、常に「英語は練習すればするほど上手なる」「毎日短時間でも(集中して)練習することが大切」とおっしゃっています。
まさに「継続は力」「ローマは一日にして成らず」です。昔から言い古されたこの言葉こそ、外国語習得の「王道」です。
この番組には聴き方があります。といっても、簡単なことです。
岩村先生の「リピーティング」「ロールプレーイング」「ディクテーション」「オーバーラッピング」という指示が出たら、そのとおり声に出し、紙に書き取ってみるのです。
やってみると分かりますが、結構できなくて凹みます。
ディクテーションはともかく、テキストがあるにもかかわらず思うようにしゃべれないのには歯痒い思いがします。でも、これも何日かするとスムーズにしゃべれるようになります(意味が分かっているかどうかは別として)。「英語の筋肉」を鍛えるトレーニングなんだそうです。
文法の説明は最小限で、あくまでも「スピーキング」に重きが置かれていますが、リスニングやライティリングにも効果がありそうです。
1日わずか15分。お昼の時間帯にも放送があります。ぜひ一度お聞きください。