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ワンちゃんの給餌量について!

2009年12月14日 23時55分29秒 | 私の独り言&私生活
最近子犬を購入後のお客さまからの質問で
特に小型犬の飼い主さんに多いのですが、 

「うちの子、1回に○○gあげてるんですが、多いですか?少ないですか?」

と聞かれることがあります

おそらくワンちゃんを譲り受けた際に、
最初に与える給餌量をグラムで言われているからだと思います

中には成長して大きくなってきているのに、初めに教わった量を律儀に守っている
飼い主さん
当然、その子はどんどんガリガリになってしまっていますね

当然のことですが、与えているご飯によって1粒あたりのカロリーが違います。
同じ100gでもメーカーや用途別でかなりの違いがあります




例をあげますと

ダイエット用の処方食は100gあたり300kcal前後と少なめ
普通のご飯は100gあたり370kcal程度
仔犬用ご飯は100gあたり400kcal前後でタンパク質が多めです

仔犬は体が小さいため、当然胃も小さくて一度に食べられる量が多くありません。
ですが、成長期なのでたくさんのエネルギーを必要としています
大型犬は少し長いですが、小中型犬は1年もかからずに大人へ急成長します
きっちりと栄養をとらせてあげることはとても重要なことです。
成長時の栄養が足りなくて毛がパサパサになってしまった子や、病気がちになってしまう子もいます

では、適切な量というのはどんな量か


見た目の感じで言えば、

・一瞬で食べ切る量は少なすぎるかもしれません。
・残してしまい、「遊び食い」をする場合には多すぎるかもしれません。
・食糞してしまう子はもしかしたらご飯が少ないかもしれません。


科学的に言うと、

安静時エネルギー必要量(RER)という考え方があります。
体重を計算式に入れると、その子の必要カロリーが出ますよ

その計算式は、

RER=70×(体重kg)0.75  (70×体重の0.75乗)

高校の数学の教科書を引っ張り出さないといけないような式ですが、
√(ルート)のボタンのある計算機があれば、簡単に計算できます。

例えば、体重10kgの子の場合、

① 10を3回かける
         10×10×10=1000

② √(ルート)ボタンを2回押す

③ 70をかける

④ 答え 394kcal  ←10kgの子の一日の安静時に必要なカロリー


ただし、この数字は一日中静かに生活していた場合のカロリーです。

さらに以下の数字を掛け算してください。


・4か月までの仔犬の場合   ・12か月までの幼猫・母猫の場合
  RER×3.0          RER×2.5

・12か月までの仔犬・母犬の場合  
  RER×2.0

・通常の成犬の場合      ・通常の成猫の場合
  RER×1.2          RER×1.6

・高齢期の犬の場合      ・高齢期の猫の場合
  RER×1.4          RER×1.1

・肥満傾向の犬の場合     ・肥満傾向の猫の場合
  RER×1.4          RER×1.0

・減量中の犬の場合      ・減量中の猫の場合
  RER×1.0          RER×0.8


この計算で出た値が、一日に必要なカロリーです。

減量中の犬と仔犬では3倍も必要カロリーが違うなんて驚きですね。


ちょっと面倒くさいかもしれませんが、一度調べてみてはいかがですか

意外と適正量が間違っているかもしれません


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