無邪気
無邪気
さて、今日の花「ヒナギク」。
キク科。耐寒性のある一年草および多年草。
本来の性質は多年草ですが、
熱さと多湿に弱いので、日本では「秋まき一年草」として扱われます。
日本の「梅雨」に耐えることがむずかしいのですね。
原産地は、ヨーロッパ・地中海沿岸。
10種ほどの原種が分布しています。
原種は、白い一重咲きで、雑草扱いされているようなのですが、
早くから改良され、園芸植物の仲間入りをしています。
原産地・ヨーロッパでは、
本当にポピュラーな花だったようで、
イエス・キリストの幼少期(聖母子像時代)
のシンボルともされています。
日本に渡来したのは、明治時代。
花期は、11月~5月にかけて。
露地物は、2月ごろから咲き始めるようです。
花径2センチほどのかわいいものから、
8センチにもなる大輪種まで、豊富な種類があります。
花色は、白・赤・ピンクなど。
草丈は10~15センチ、大きくても20センチくらいまで。
「小さく、かわいらしいもの」として、
「ヒナ」という接頭語がついているようですね。
「枕草子」の一節ではありませんが、
「小さきものは、みな うつくしき(可愛い)」なんでしょうな~。