梨地

　2008年1月20日のお題は「梨地」（なしじ）です。
　梨地といってもいろいろな分野の梨地がありますが、ここでは漆の塗面に金の細粒を振りまいたもののことです。漆の深い黒の中で金がきらめいて、じっと見ているとその美しさにうっとりとしてきます。漆器の類はこの仕上げを用いているものが多く、とくに珍しいものではありません。
　さて、多数のフログが検索にかかりましたので、直感で選んで「この陽だまりのなかで。」を訪問しました。

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　木の生地の上に黒漆をほどこして、秋草を華やかに金の蒔絵で描いています。
　金は厚く、盛り上がるほどに量感が感じられます。
　全体に暗いので見えにくいですが、全体の黒漆の塗りの中に、”梨地”と言って金の小さな顆粒を撒き散らして、梨の肌のようにキラキラに光を反射させます。
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　この方は、多数の骨董を自家所有なされているようです。いわゆるセレブなのかも知れません。ブログの他の部分もざっと眺めましたが、とにかく写真と文章がとても綺麗です。掘り出し物に行き当たった可能性があります。