3強時代の終わりと3強の来年

3強時代の終わりと3強の来年

今シーズン開幕前に私が言っていた３強時代(スパーズ、マブス、サンズ)が終わろうとしている。
すでにマブス、サンズはプレイオフ一回戦で敗退しスパーズも２連敗と虫の息だ。

○今年優勝したかったマブス敗退
シーズン途中に若手ガードのデビン・はリスと引き換えにベテランのジェイソン・キッドを獲得し
”今年”優勝する！との意気込みをみせた。しかしキッド加入後も大きな戦力アップとはいかず
群雄割拠の西カンファレンスレギュラーシーズンを抜け出せずにいた。結果シーズンはカンファレンス７位で
プレイオフでもホーネッツに1勝４敗と惨敗。マブス時代衰退への序章が垣間見えた。
○来年もチャンスはあるマブス
一見衰退の一途を辿ると予想されるが、私はまた来年も優勝候補にあげたい。理由はキッド加入後の
連携がまだ向上の余地があるからだ。マブスは言わずと知れたノビツキー中心のチーム、いくらキッドが
ベテランだとしてもいきなりスタイルの違うエースを引き立てるチームにするのは用意ではない。
しかし、今年のレギュラーシーズンとプレイオフの経験を来年に１年にいかすことは十分可能であろう。
ヘッドコーチが解任されて次が誰になるかわからない不安要素と、大きなトレードがなければ来年1年限定で
優勝候補の一角に連ねるはずだ。


○今年優勝したかったサンズ敗退
サンズもマブスと同様にシャックを獲得し優勝へ向けて大きな賭けをした。がしかしスパーズに惨敗。
シャックをダンカンを含むインサイド対策として補強したのにも関わらずだ。　結果、現時点ではトレード大失敗！ととれる。
けれどもマブスと同様サンズも来年１年は優勝候補にあげられるだろう。理由はマブスと同等。
シャックを抜かしたRun&Gunスタイルを作れれば来年も優勝する可能性は十分にある。

○スパーズは来年も優勝候補筆頭
まだホーネッツに敗退したわけではないが、もしホーネッツに敗退したとしてもダンカン、ジノビリ、パーカー、ボーエンがいる限り
スパーズは来年も優勝候補になる。それほど完成されたチームであって、それはそう簡単には衰退しない。
確かにメンバーは歳をとってきているし、新鮮味がない。しかしそれはずっと前から言えることである。
ちなみにスパーズがホーネッツ相手に2連敗からの４連勝をしてもまったく不思議に思わない人は多いだろう。


次は西カンファレンス新勢力について考えたい。
○ホーネッツ
○ジャズ
○ブレイザーズ