日本画制作帖-瀧ヶ崎千鶴-

日本画制作と日々のあれこれ

串本

2006-03-31 21:37:23 | 散策日記
紀伊半島の最南端、串本を通って帰りは海沿いの道をバスで
大阪方面へむかいました。青い空、青い海、白い波、絵に描いたような
景色が続きます。写真は橋杭岩と呼ばれる奇岩。弘法大師が向かいの
大島まで橋をかけようとして杭の部分まで作ったとき何かにだまされ
夜が明けたと思い込んで途中で終わってしまったとかなんとか・・・。
ごめんなさい説明の立て札を読んだのですが、うろ覚えで何かちがって
いるかも。とにかく弘法大師伝説にちなんだ名所です。
ここの海は透明でとてもとてもきれいでした。

熊野3

2006-03-31 21:26:44 | 散策日記
有名な那智の瀧!青岸渡寺からのながめです。雨で霞んでいます。
青岸渡寺の隣は熊野那智大社、明治の神仏分離によって分かれました。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社で熊野三山(三社)に
なります。これらへ詣でるのが熊野詣です。

実はこの旅行の目的は熊野古道へ行くことでした。熊野古道にはたくさん
の道があり今回歩いたのは地元の人いわく「お姫様コース」、初心者むけ
のラクに歩けるコースでした。中辺路の滝尻王子、牛馬童子から
近露王子、あとは大門坂へ行きました。実際に行ってみて少し感じが
わかったので、いろいろ調べてからまたゆっくり行きたいです。一度や二度では
とっても無理、ちょっと意味がちがうけど「伊勢へ七度、熊野へ三度」ですね。

高野山

2006-03-31 20:28:20 | 散策日記
3月28日から30日、紀伊半島へ旅行に行ってきました。
この地域へ行くのは今回がはじめてです。
初日は高野山へ、金剛峰寺から更に奥の院へ進んでいくと
雨は降るわ、雷は鳴るわ、みぞれになるわなんだか
物凄い雰囲気に・・・。宿坊に泊まって朝外をみると雪が
積もっていました。寒いわけです。
チェーンをつけたバスで吹雪のなか山を降りました。

風邪

2006-03-24 21:10:00 | 制作日記
じつは先週からひいた風邪が長引いています。病院へも
行っていますがなかなかスッキリ治りません。
ノドから鼻へ、そして今度は鼻から耳へ・・・。つまった
感じでぼーっとします。ただでさえあまり良くない耳が!



にかわ

2006-03-24 10:29:23 | 制作日記
岩絵の具を画面に定着させる素材としてニカワを使います。
ニカワはコラーゲンのようなもの・・・らしいです。動物の皮や
骨などから作られると聞きました。

種類はいろいろあって一番有名(?)なのは「三千本」と呼ばれる
棒状のもの。一貫目で三千本作ることができるのでついた名前だそうです。
ペンチでポキポキ折って使います。この折る作業が苦手でわたしは
粒ニカワを使います。写真がその粒ニカワです。
カンロ飴のような色で携帯用のお菓子みたい・・・。
学生時代に大学祭では日本画研究室は「三千本」という店名でウドンを
作って売っていました。

力仕事

2006-03-20 15:03:04 | 制作日記
今日は下図ができあがったのでパネルに雲肌麻紙を水張りしました。
大きめのパネル(116.7×91cm)なので一苦労です。
パネルより大きいサイズの和紙を広げて、かわかないうちに
シワにならないように一気に作業をします。ピンときれいに
紙を張っていくのはとても気持ちがいいのですが、ここまで
大きいとちょっと大変。
筆より重いものは持ったことがない、というわけにはいかないのです。

青い花

2006-03-18 22:13:16 | 制作日記
だいぶ暖かくなり外を歩くと花が咲いているのを目にするように
なりました。花の色で青は以前はあまりなかったように思いますが、
最近はそうめずらしくありません。花屋さんでは青い花を使ったすてきな
アレンジを時々見かけます。

でもやはり青は自然の中に少ない色ですね。日本画の岩絵の具でも天然の
青い絵の具は貴重品です。宝石として名の知られた「ラピス」も岩絵の具
として存在します。高価です・・・。


2006-03-16 11:13:33 | 散策日記
数日前、購入していただいた絵を届けに行ってきました。
あまり得意ではないのですが、絵をかけるためのフックの打ち付けも
ついでに・・・。きれいな壁に釘を打ち込む時の緊張感(それも人様の家!)。
絵が完成したあとの額装したり壁にかけたりは案外と力仕事なのでした。

お庭にクリスマスローズがきれいに咲いていたので写真をとらせて
もらいました。