歯科医物語

歯科医、現在 休養中、「木偶庵」庵主、メインサイト http://www.jiro-taniguchi-fan.com/

吉田拓郎 歌詞 「Y」 と「S」

2020-11-13 11:38:51 | ☆アフォリズム
「Y」



何て事の無い 出逢いって言うんだろう
ただ 笑ってる君が居て
いつものように 僕は酔っていて
少し日陽けした肩に 髪の毛がフワリ
それが心をくすぐったよ
そんな感じが なつかしかったな
時間は 動いていたんだろうけど
僕等は子供みたいに はしゃいで
それができたのは 君のおかげだね
変にお互いを さぐり合わなくても
何かこれで いいんだみたいな
はやりの言葉も 出てこなかったっけ
タクロウって酔うと 陽気になるんだねって
君に教えられたよ
そう言えば君は いくつだったっけ
僕のイメージって そうらしいよ
女の子の間では
陰気で こわいんだってさ
僕の趣味は 雨の日のドライブと
ダイエーでの お買い物
君は僕のソックスを 笑ったね
今度連れてって あげたいな
女の子の気取り屋は
何かと言えば クリスタルなブランドものでしょう
君を好きだとか キライだとか
大事なことなんだろうけど
ちっとも聞こうとしないんだね
どうしてそんなに 性格がいいの
僕はそこに あこがれちまって
だけどやっぱり 心配にもなっちまった
知ってるよ 本当の君の淋しさを
やさしい心の奥を
だからいつも 言葉も少ないんだね
なぐさめたり なぐさめあったり
つまんないことだよね
このままが一番に 思えるものね




「S」

とても長い間 君は
愛なんてウソッぱちだわと

強い女が一番
似合うんだからと

意地っぱりでいたんだよね
一人で居る時は

きっと涙も隠して
空を見てたんだね

人を信じるって事は
泳げない僕が
船に乗るみたいに

誰にもわからない
勇気のいる事だから

知らないうちに君も 憶病に
なっていたんじゃないか

少し勇気を出して
誰かを愛してみないか

自分の気持ちを 抑えていると
例えば愛と すれ違った時

てれくさいし カッコ悪い自分が
目に浮ぶから

言葉にするのも もどかしく
結局 男なんてつまらないわと

心にもない一人言が
君を支配してしまうだけ

例えば僕の話をしよう
あれは何回目の 恋だったっけ

それは街中が振り返る程
性格のいい 女の人だった

その頃の僕はと言えば
今と違って
頭はスポーツ刈りで

今と違って
本当に誰にも もてなかった

そんな情ない男が
よせばいいのに
身の程わきまえず

自分より大幅に
上のランクを ねらうなんて

だけど僕だって
生きてるんだよ
熱い気持ちに なれるんだよ

フラれて もともとの気持ちで
ぶつかったっけ

彼女はその日まで僕の
事なんて考えた事もなくて

金魚のフンみたいに
追っかけてくる男達に
うんざりで

“あなたチョット
変わってるわね"と
海に行こうと 誘ってくれて

溺れる僕を見て
“好きよ" って言ってくれた


過去を忘れるのは
むづかしいけど
また傷つく事を 恐れないで

本当の事から
逃げようとしないで

もう一度 信じてみないかい
自分を輝かしてみないかい

明日の朝 君は
素晴らしい君を知る筈だ

人生は いくつもの形に
変って行く雲の様だ

その時々を精一杯
生きればいい

笑ったり悩んだりするのも
君が愛に満ちているから

ホラ 勇気を出して
誰かを愛してみないか
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