がん患者さんの精神疾患有病率を示した有名な疫学調査の結果である。
1970年代後半に米国東部の主要な3つのがんセンターで、
無作為に抽出された215例の告知を受けたがん患者さんに精神科構造面接を実施した結果
、約半数の47%は何らかの精神疾患を伴うことが示された。
その内訳は、抑うつや不安を伴う適応障害が32%、うつ病が6%、せん妄、痴呆などが4%だった。
つまり、がん患者さんの30~40%に不安や抑うつが存在していたということになる。
したがって、せん妄などの脳器質性精神障害を除けば、
がん患者さんの心の負担の中核をなすものは適応障害やうつ病であると考えられる。
そのため、がん患者さんの精神的負担を軽減し、
積極的に治療に取り組めるようにするためにも、
不安や抑うつに対する治療が重要となってくる。
これは よくわかる 私もがんだが やはり 不安で
鬱に近い症状が現れることがある
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