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眇め日記パート2

すべてのことを、やぶ睨みで勝手に書き散らしていく。

白鵬退職は、日本社会の縮図

2025-06-03 18:14:33 | 日記
また、相撲協会が不祥事を起こしました。
白鵬を退職に追い込んだことです。
八角理事長はじめ協会幹部は、うまくいったとほくそ笑んでいることでしょう。

これを協会の不祥事だということに気づいていません。
問われるのは、相撲協会の組織の健全性です。

トップの理事長こそ、原則は横綱経験者、代打としては大関に
限られますが、運営を牛耳っているのは、番付がずっと下の幕内経験者です。

力士を引退して、親方になるには大金が必要ですが、株を借りたり、
師匠の婿養子になって、部屋を継承します。
昔からの一門があって、理事選の票をまとめて、幹部の地位を手に入れます。

この際、邪魔になるのが、横綱になってからも活躍して、名前の知れた親方です。
どうしても性格がとんがっていて、協調性がない性格の人が多い。
親方になれば、新弟子に戻って、腰を低くしなければいけないが、それができない。

力士時代に、番付が下で、虐げられていた親方衆が、陰険に排除をはかる。
八角理事長は、横綱にこそなりましたが、決して強くはなく、その地位に就いたのには、
びっくりしました。
それも、兄弟子の千代の富士に鍛えられたおかげでしょう。

その千代の富士が、理事長であった北の湖の逆鱗に触れて、閑職に追われたあげくに
亡くなりました。
理事長になれるような人物ではなかったのが、千代の富士に代わってその地位に就くことができました。

今では権力の亡者となって、理事長の地位にしがみついた挙句の果てに、
白鵬を協会から追い出したのです。
まともな人間だったら、責任を取って理事長を辞職しないまでも、
次の選任は受けないものですけどね。
協会の不祥事を受けて、監査機関があったはずですが、どうなったのでしょう?

能力のある人が、ふさわしい地位につけないことは、日本の社会ではよくあることです。
私も、長年生きてきて、周囲で経験しています。
権力を握った人は、後継者には自分の思い通りに動く人を選び、
決定機関は、能力よりも自分たちとうまくやっていける人間を選びます。

才能ある人は、どうしても能力が高い人が選ばれると思ってしますのですが、
日本の場合、男のねたみなどで、選ばれないことが多いのです。

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