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眇め日記パート2

すべてのことを、やぶ睨みで勝手に書き散らしていく。

悪質な米卸業者は、公正取引委員会が調査すべし

2025-06-05 20:42:16 | 日記
今回の米暴騰の主犯は、農協ではなく米卸業者であることがわかってきました。

おそらく、上位数社でかなりの割合の米を扱い、小売りに卸す際に、
数量を絞り品薄状態にして、価格を釣り上げた疑いがあります。

もしそうであるならば、完全に独占禁止法に違反しています。
公正取引委員会が調査しないならば、行政の責任が問われます。

刑事罰の対象になる業者は、米卸から完全に排除してほしいですね。
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米卸は、米暴騰で膨大な利益を得ている

2025-06-05 19:37:54 | 日記
小泉氏が、米の流通形態が今回の米暴騰の原因になっていると言及しました。
名前は言えないが、米卸が、とんでもなく儲けていると明らかにしました。

せっかくですので、上場企業の発表を載せてみましょう。

木徳神糧株式会社の主な事業セグメントは、米穀事業、飼料事業、鶏卵事業、食品事業です。
米穀事業が主力で、安定調達と機動的調達に注力し、取引先への安定供給に努めています。

木徳神糧株式会社の2025年12月期第1四半期は、主力の米穀事業が好調で大幅な増収増益となりました。
売上高は368.71億円(前年同期比23.1%増)、営業利益は18.53億円(同347.7%増)と大きく伸長しています。
需給ひっ迫による販売単価上昇と適切な価格転嫁が奏功し、収益性が大幅に向上しました。

会社自身の決算短信です。
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米生産をどう維持していくか

2025-06-05 08:16:40 | 日記
初めに入札で放出された米が、市場に出始める今月末ごろには、
米の価格は落ち着くのではないでしょうか。
3000円前後ではないかな?

7,8月は、まだ新米も出ないので、また上がっていくかもしれません。
それでも、3500円くらいが上限になってほしいですね。

今回の米騒動は、日本の農業政策で引き起こされたと言えるでしょう。
今回、農協が米暴騰の元凶とされましたが、本来米価格を2000円程度で
安定して供給してきた消費者にとってはありがたい存在でした。

減反政策で、稲作を辞めるほうがいいので、稲作農家が減少していきました。
私の実家は、東京通勤圏ですが田園風景が広がっています。
しかし、徐々に埋め立てて住宅地にしたりして、田が減ってきています。

残っている田んぼも、所有者はとっくに農業を辞めていて、近くの人に、
ほぼ無料で貸して、稲作してもらう人がほとんどです。
つまり、稲作を生活の手段にはできなくなっていたのです。

今回、米価格が上がったのは、この供給と需要のバランスが崩れてくる前兆と
思ったほうがいいでしょう。

一方で、稲作をちゃんとしたビジネスとして成り立たせようとする人も出てきて、
休田を大量に購入して、大規模生産に乗り出している人もいます。
ただ、残念なことに海外輸出を前提にしているようです。

今回の米騒動で、減反政策を辞めるとか、農協を解体民営化するという声も
聞こえ始めてきますが、これはこのままでも問題なくなっていきます。
今回の随意契約では、農協を経由しないで、直接大型資本の会社に売り渡しました。
こうしたルートを、参加した会社は手放さないでしょう。

これから、農家と直接取引して、米を扱っていこうとする会社が出てくるはずです。
一方で、農協は、これまで通りの政策に従って米を買い付け、
できるだけ低価格で卸ていけばいいのです。

民間会社からすれば、農協ルートよりも安い米を売っていくか、
それともブランド米を農家と契約して、高くても買うという客を相手にすればいいのです。

農業政策がうまくいけば、自民党政権は安定していく可能性があります。
なにしろ、野党の言っていることはまともなではなく、農業がめちゃくちゃになります。

国民年金改革では立憲の長妻、高額医療費では維新の猪瀬、彼らの意見が通るより、
今の保守政権の方がずっとましでしょう。
選挙では、野党に票を入れてきましたが、今後はバランスをとっていくつもりです。

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放出された備蓄米の生産年は?

2025-06-04 11:28:15 | 日記
わかりにくいのが、備蓄米の生産年です。

最初に、入札で出された米が古米、
去年の令和6年産は新米ですから、その1年前令和5年産になりますね。

今回随意契約で店頭に並んでいるのが、古古米で令和4年産になります。
これから、街の米屋に並ぶのが、古古古米で令和3年産ということでしょう。

備蓄期間は5年ですから、その1年前の古古古古米、令和2年産は
今年、飼料など処分の対象となるわけです。
これまで、放出の対象とすれば、野党の集中砲火を浴びます。

入札米は、令和5年産ですから、もともと5キロ2000円台で売られた米で、
まだ保管費用もさほど掛かっていない。
これが、今のままだと3500円ぐらいで店頭に並ぶはずでした。

本当に、国民をバカにした話ですね。
申し出があってからでなく、入札自体を取り消して、米を全て押さえるのが、
国としての債務でしょう。

合理的に考えれば、古い順に、令和3年産の古古古米から随意契約で、
できるだけ安い価格で買えるようにして、それから令和4年産の古古米
令和5年産の古米を放出すべきだったでしょう。

倉庫の保管費用を考えずに、市場価格にすれば、徐々に価格は上がっていくはずです。
それが、適正価格ということになります。
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備蓄米の適正価格とは?

2025-06-04 06:53:50 | 日記
小泉農相の勢いは止まらず、前の盆暗大臣の時に放出した入札米も買い戻すそうです。
結局、入札にしたのは、備蓄米の売値を高くしたかったのでしょう。

備蓄米は、倉庫に保管されるので、倉庫等の保管費用がかかります。
それが、年間480億円という数字が出ていました。
100万トン備蓄することになっているので、計算上そう仮定しましょう。

毎年、1万トンあたり年4.8億円かかっていることになります。
キロ当たりにすると48円、5キロで約250円になります。

注意するのは、古い備蓄米ほど年数がたっているので、倉庫費用は掛かっているということです。
1年から2年保管した古米で、4.8×1.5で7.2億円、古古米で12億円になります。
5キロ当たりにすると、375円と525円
古古古米になると775円、古古古古米だと1025円にまで膨れ上がります。

備蓄米は、年数がたつほど掛かっている経費は高くなっているのです。
最後に飼料として処分される価格や仕入れ価格を基準に、
5キロ80円から800円という計算になっていますが、実費用とかけ離れています。

もちろん、備蓄米は非常時に備えてのものですから、経費はやむをえません。
買う側とすれば、古いコメが安いのは当たり前と思ってしまいますが、
原価からすれば、むしろ高くなるのです。

今回の古い備蓄米放出では、政府の買い入れ価格で、随意契約しています。
かなりの損失となりますが、本来そのまま保存して捨て値で処分された米です。
新しいコメの入札での契約は、政府は高く売りつけたことで収益を上げました。

国民の窮状に付け込んだ国の悪徳商法と言われても仕方がないでしょう。



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