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眇め日記パート2

すべてのことを、やぶ睨みで勝手に書き散らしていく。

米の高騰は日本が転換期に来ているため

2025-06-14 12:47:52 | 日記
小泉大臣の備蓄米放出は、米の流通を完全に変えることになるでしょう。

今まで生産者のほとんどは、農協に買い上げてもらっていましたが、
すでに商社などが、直接売買するようになっています。

小売業者のうち、多くの店舗を持つスーパーなども、今回の政府からの購入で、
独自の仕入れ先を見つけていくことになるでしょう。

農協不要論が出ていますが、小規模な稲作農家では今まで通りの関係が続くはずです。
最終的には、農協は金融とか保険など、農家をバックアップする事業がメインになっていくでしょう。

驚くのは、大手卸業などに、米の高騰の責任を感じ取っていないことです。
今まで薄利でやってきたのだから、多少上乗せしてもいいだろうといった言い訳です。

米の流通は、多くの卸が間に入っているので、これを各社がやっていくわけです。
その多重上乗せの結果、今回米価格を倍にしました。

確かに、個々の卸業は、米価格をそれほど上げている意識はない。
問題は、小売りまでの間に多すぎる卸業が入っていることです。

これが、大臣が言っている米の流通過程に問題があるということです。
今回、特に欲深く米を抱えている業者は、破綻して消えていくことでしょう。
それは、時代の転換というべきことで、見守るしかないですね。

昨年、近所の魚屋が2軒とも廃業しました。
スーパーだけでなく、全国から安い魚を買いあさる専門店には勝てなかったようです。

築地から豊洲になって、魚の流通も大きく変化しました。
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倒産に追い込まれる米卸業者も出てきそう

2025-06-14 06:54:26 | 日記
小泉大臣は手を緩めず、本気でコメを輸入するようです。

備蓄米を買った大手小売業者も、店頭に並べるまでの時間がかかるようで、
これまで同様に放出しても、すぐには市場に出ないので価格を下げる効果はなさそうです。

結局、在庫がつきそうになっている備蓄米に回すのではないでしょうか?
これは、卸業者とのディールで、アメリカ大統領得意のブラフと同様な効果を狙ったものでしょう。

備蓄米が店頭に並んでおり、味が確認できれば、強いてブランド米を購入するのは、
余裕のある人たちに限られます。

備蓄米の放出は、時間を稼ぐ効果しかありません。

スーパーなど大手小売業者が、8月末までには備蓄米を売り切れないと、
小泉氏に実情を話していました。
先に競争入札された備蓄米も、店頭に並ぶのはこれからです。

新米が十分出回るころまで、備蓄米は売られ続け、まさに米がジャブジャブに
なっていきます。
今年の新米は安くはならず、おそらく今と同じ価格水準だと言われています。

一方、米卸業者が大量に抱えている米は、昨年生産されたもので、新米が出回れば、
古米になってしまいます。
となれば、卸業者があわてて小売りに卸す米は、思う通りの高値ではなく、
備蓄米と新米の間の価格でなければ売れません。

ジャブジャブの状態が、さらにジャブジャブになり、卸業者は大量に抱えた米を
年内に売り切れなくなり、さらに価格を下げずにはいられなくなります。

保存費用も掛かり、購入資金の借り入れ利息も上乗せされて、
会社の資金繰りが非常に苦しくなっていくと思います。

今年の1-3月は利益が大幅に増えましたが、これから赤字になるのは避けられません。
上場企業など大手は体力がありますが、中小の卸の破産ラッシュが起こってくるかもしれません。

米高に苦しんだので、誰も同情する人はいないでしょうね。


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米輸入発言は小泉流ディールか?

2025-06-06 18:41:32 | 日記
小泉進次郎農水大臣が、備蓄米がなくなった場合、緊急輸入も選択肢と述べたことが
論議を呼んでいます。

備蓄米の随意契約には賛同した人も、輸入については論議があるようです。

おそらく、米は備蓄米放出によって、国内にある米はむしろ余ってきていると思います。
今だ、価格が下がらないのは、流通を押さえている卸会社がいるからです。

甘い汁を覚えてしまったので、安く下に流すことをしたくない。
備蓄米放出の影響は一時的なので、今押さえておけば、また高値で売ることができると
踏んでいるのでしょう。

ところが、安い米を輸入すれば、卸が抱えた米を売る機会を失ってしまいます。
いつまでも在庫として抱えていれば、今年の新米が出てきて古米になってしまうので、
あわてて市場に出す卸も出てくるでしょう。

これを狙っての発言ですね。
おそらく、小泉氏に知恵者のブレーンがついたのでしょう。

なかなか面白くなってきました。

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悪質な米卸業者は、公正取引委員会が調査すべし

2025-06-05 20:42:16 | 日記
今回の米暴騰の主犯は、農協ではなく米卸業者であることがわかってきました。

おそらく、上位数社でかなりの割合の米を扱い、小売りに卸す際に、
数量を絞り品薄状態にして、価格を釣り上げた疑いがあります。

もしそうであるならば、完全に独占禁止法に違反しています。
公正取引委員会が調査しないならば、行政の責任が問われます。

刑事罰の対象になる業者は、米卸から完全に排除してほしいですね。
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米卸は、米暴騰で膨大な利益を得ている

2025-06-05 19:37:54 | 日記
小泉氏が、米の流通形態が今回の米暴騰の原因になっていると言及しました。
名前は言えないが、米卸が、とんでもなく儲けていると明らかにしました。

せっかくですので、上場企業の発表を載せてみましょう。

木徳神糧株式会社の主な事業セグメントは、米穀事業、飼料事業、鶏卵事業、食品事業です。
米穀事業が主力で、安定調達と機動的調達に注力し、取引先への安定供給に努めています。

木徳神糧株式会社の2025年12月期第1四半期は、主力の米穀事業が好調で大幅な増収増益となりました。
売上高は368.71億円(前年同期比23.1%増)、営業利益は18.53億円(同347.7%増)と大きく伸長しています。
需給ひっ迫による販売単価上昇と適切な価格転嫁が奏功し、収益性が大幅に向上しました。

会社自身の決算短信です。
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