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自給自足と農家の暮らし・・・

健全な心と身体は食にあり!
「安心安全な食料は自分自身で作る」をモットーにする農家です

お米がない!!

2025年04月18日 | 畑と田んぼ

2025年度が始まってまだ4ヶ月なのに、早くも「お米が売り場から消える!?」

ほとんどの圃場で田植えすら終わってないのに・・・。

先々日、私用で出かけた際に道の駅2ヶ所に寄り「お米」売り場を覗いてみました。

2ヶ所とも空っぽ!!

売り場担当の方に、直撃インタビューをしてみたところ帰ってきた返事は・・・。

「わざわざ、「お米」をお買い求めに来て頂き誠に申し訳ないのですが、現在、生産者様からの搬入が全くなくご了承下さい」

とのこと。

「いや、いや、「お米」を買い求めに来たわけではございません。現在どんな状況なのか出かけるたびに地元のスパーや、道の駅等の「お米」売り場を覗いてまして・・・。確か昨年の夏の終わり頃は、数は少なかったですがここに「お米」がありましたよね。

「いつ頃から不足になったのですか?」

「いや〜、実は昨年の米騒動以来、どんどん生産者様からの搬入が減り続けて、搬入の数量も不安定で、年末にこの売り場のお米もとうとう売り切れまして、・・・」

「それ以降は、売り場に並べるものがございませんので、こうして違った商品を並べるしかない・・・。というのが現状でございまして」

「併設の食堂でも底を付きかけており、現在はかろうじて他府県から微量を調達しておりますが、それも何時どうなるか・・・と気を揉んでおります」ということだそうです。

私自身、兼ねてから各地の各売り場を見て廻っていますが、昨年の12月迄は確かにどこの道の駅にも「お米」はありました。

都会のスーパーには、現在も数は少ないでしょうが「お米」はあると思います。

それぞれの道の駅から米が消えた時、いよいよそれは本格化・・・と思っていましたから、とうとうその時が来たようです。

生産者さんが、道の駅に直接お米を売りに出さない・・・ということがどういう事かを考えれば答えは見えてきます。

これから2、3年をかけて訪れる世界的な○○○○の到来のようです。

余談ではありますが、亜米利加の地下水が枯渇してきています。

日本とは違い、川や池、湖といった水に恵まれた国土ではありませんから、水を求めてどんどん地中を掘り続けてきました。

ほとんどが荒野(原野)だったあの国の農場を、潤し続ける水が枯渇するのは時間の問題です。

そちらの国も、どうやらカウントダウンのようです。

「自分の身は自分で守ろう!!」

備蓄米「すぐ品切れ」小売り混乱 - Yahoo!ニュース

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全国的に米の供給不安や価格高騰が続き、小売りの現場も混乱している。4月に入り、スーパーでは政府が放出した備蓄米がようやく並び始めたものの「売り場に出せば、すぐ品切...

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農と陶芸と

2025年04月14日 | 日々のこと

陶芸は15年ほど前に凝ったことがありました。

やるからには、徹底的にやりたくなる私だから。

その当時は、粘土の採取から釉薬の自作まで徹底的にやりました。
自ら色んな種類の灰を作り、長石も市販の物では満足できず、近くの川へ拾いに出かけた事もしばしば。
灰と長石を調合する分量を色々変えて、テストピースだらけで山になりました。
ただ、造形(施釉も)だけは、陶芸教室に体験入学して基礎部分だけ学びました。
あれから月日は流れ、大切に保管していたあの時の粘土で、久しぶりに器を作ってみようと思います。
と、あの時に作ったお気に入りの器が偶然出てきました。
これは感動でした。

あの頃の偶然の産物。
再現しようとしても2度とはできない。
正に一期一会の世界です。
そして、素焼きのままの器も残っていたので、今回施釉〜焼成を行い、10数年間止まっていた時間を蘇らせようと思います。
 

花見と農作業と火事と

2025年04月10日 | 畑と田んぼ
最近世界的に山火事が起こっています。
日本でも全土に「異常乾燥警報」「火災警報」が4月9日現在発令中だそうで、
木の葉と葉が触れただけの摩擦で発火する事もあるのだとか・・・。
テレビのニュースで報道される各地の山火事も、人が入れないような山中で発火
しているとのことです。
場所は忘れましたが、エンジン草刈りでしょうが「作業中に振り向いたら火の手が
上がっていた」という情報も。
10日からは雨の予報なので、警報も解除されるでしょうが、今年の乾燥の仕方は
何やら尋常ではなさそうですよ。
先日、トラクターで耕した田んぼの土の色が真っ白になっており、今までに見たこ
とがないほど乾燥しているのがわかります。
そんな危険な状態での野焼きはしてはいけないのですが、そういった危険予知で
ない人が多い現状はどうしたことでしょうか?
おそらくは、自分の都合でしか物事を考えず、自分以外の周り(他人や自然や環境までも)
が見えなくなってしまっているのでしょう。
こんな時は、せめて自分だけでも原点に戻り
「自分以外の万物に真っ先に目を向け、自然に耳を傾けねばならないと改めて肝に命じ
なければならない」そんな出来事が本日ありました。
たった一人の浅はかな行動が、多くの人の手を煩わせ、そこに生きる木々や生き物まで
も焼き尽くすことになるのです。


しっぺ返し

2025年04月05日 | 畑と田んぼ

最近つくづく思うのですが、現状では農業を本業にするのは非常に厳しいですね。

国が自動車ではなく、食糧を作る人々を守らない限り・・・。

「食糧作り(食の安全)は国防である」と、おっしゃる方もおられますが、私個人的にはその通りだと思います。

食糧作りを生業とすれば、生活に困窮し仕事を求めて都会へ出る必然。

働き盛りの人達が去った地方は、休耕地や放棄地が増加し、時間の経過と共に荒廃して行く。

正に負のスパイラル・・・・。

それまでの「地の時代」が終わり、2020年~2159年は「風の時代」。

テーマは、情報や交流、平等、コミュニティになります。

補助金を当てにして食糧作りを始めたり、法人化して大規模農業を営もうとすれば、必ずしっぺ返しが起こります。

秋田県の農事組合法人が生産したコメから基準値超のカドミウム検出 法人が自主回収進める(IBC岩手放送) - Yahoo!ニュース

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秋田県は4日、県内の農事組合法人が生産したコメから基準値を超えるカドミウムが検出されたと発表しました。法人が自主回収を進めています。県によりますと、県内の農事組...

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そのしっぺ返しは、金欲にまみれた人はもとより、それを食する罪のない人たちまでを巻き添えにします。

そういった、意識のない人達に待っている未来は、悲しい結末なのです。


百姓一揆!

2025年03月31日 | 日々のこと

昨日3月30日、全国的各地で百姓一揆が行われた。

農家の一人として、デモに参加できなかったのが残念でならない。

今後もこのような活動を大々的に続けてほしい。

微力ながら応援していきます。

「令和の百姓一揆」 農家が所得補償求め、都心をトラクターでデモ(朝日新聞) - Yahoo!ニュース

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 歴史的な米価格の高騰でも好転しない生産現場の現状を訴えようと、東京都心で30日、米農家や酪農家らによるデモ行進「令和の百姓一揆」があった。約3200人(主催者発表)...

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