今日の朝刊の全面広告「愛あるね。ハイアール」を見て
感慨一入(ヒトシオ)である。
今や「白物家電」で世界トップシェアを誇る中国企業の
ハイアール。20年前に日本進出した時の社長(名は忘れたが)
の講演(グローバル化関連)が印象深い。
ドアにわずかな不具合がありながら出荷されようとした
冷蔵庫を、社員を集めた輪の中で自ら大ハンマーで叩き壊し、
「こんなことではまた中国製品は品質が悪いと言われる」と
激昂して見せたことを話してから、それ以降品質向上に必死
になって取り組んだことを力説した。
そして「品質には自信がある、唯々ブランド力が欲しい」
と声を震わせた。講演会でここまで感情を露わにするのは
やはり中国人なんだな、と思いつつもその執念を感じた。
日本に進出して提携した三洋電機の家電部門をすぐ吸収し、
数年前にはあのGE(ゼネラルエレクトロニクス)の家電
部門も買収して世界一のシェアとなった。
ハイアールのブランド力は高まったが、どうしても国内
ブランドに目が行く。今の我が家の冷蔵庫はあの三菱電機製。
買って七、八年、今のところ不具合はない。
昨日の江戸川風景。筑波山の手前、600トンクレーンの
メインブームが倒れていて見えない。仕事納めである。
商業ビルの解体現場にも重機の音はない
地中から引き抜かれた杭が並ぶ
見慣れた風景も今年の見納めかも