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じんべえ時悠帖Ⅱ

地下鉄サリン事件三十年

 大阪勤務から虎ノ門の本社への転勤で千代田線霞ヶ関駅を利用する

ようになったのはサリン事件の3年後だった。それでも電車を降りると

一刻も早く地上に上がろうと早足で歩いた。

 地下鉄サリン事件から今年で三十年、朝のラッシュ時の地下鉄3線、

丸ノ内線、日比谷線、千代田線でサリンが撒かれた。4日前の朝日新聞

特集記事に駅別の負傷者数が載った。

 霞ヶ関駅周辺でのニュース映像が多いが、負傷者が一番多かったのが

日比谷線の小伝馬町駅で、6千人以上と言われる負傷者の1/4以上、1620人

を数える。以下、築地298人、霞ヶ関255人、神谷町168人と続く。

(被害場所が駅構内と明記された2783人分の内訳数)

 東京メトロ(事件当時は営団地下鉄)の安全研修施設を特別見学

させていただいたことがある。被害者の会の代表である高橋シズヱ氏の

夫・正一氏は霞ヶ関駅の助役であった。

 研修用に作られた当日の回想ドラマで高橋助役の悲劇の状況を知った。

乗客が逃げ惑う車両から異臭のするビニール袋を回収し密閉容器に入れ、

事務所に戻り座り込んで意識を失い、そのまま還らぬ人となった。

 

 寒の戻りが続き、桜の開花も少し遅れるようである。

少し前の梅花


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