戦後生まれ、いわゆる戦争を知らない子供たちである団塊
世代は「生の」空襲警報を聞いたことがない。映画などで聞く
空襲警報でさえ震えあがるような恐ろしい音である。
ロシアのウクライナ侵略が六ヶ月を経過した。開始直後に
ロシア軍が迫った首都キーウでは日常生活が戻りつつあると
いう。日の数回の空襲警報を除いては・・・。
一気に侵略して傀儡政権を樹立するプーチンの思惑は外れ、
戦争は長期化し「消耗戦」となりつつある。独裁者プーチンが
振り上げた拳を下すことは考えにくい。
経済制裁を維持、強化して内部崩壊を待つしかないのか。
中国、インドなど大国主義同盟とも言うべき制裁の抜け穴を
埋める術はないのか。世界の「人道」が問われる時である。
日の出前、二十六夜の月
多分飛行機雲の残り
地平の雲の上、やっと日の出
色づく我が里の穀倉地帯