前日、500トンクレーンが組み上がっているのを見て、
昨日午後から江戸川の土手に上がると、遠くに見慣れない
鶯色の何かが。一杯にズームすると、おッ、最初の橋桁が
載ったようだ。
近づくと間違いない。しかし、チョコンと載った短い橋桁、
何となく滑稽な感じもする。思えば、河川敷に資材搬入用の
通路の盛土工事が始まって二年半、やはりこの日は来る。
搬入は夜中か明け方、陸路だったのか台船で来たのか。
今はちょうど二本の橋桁を妻梁で繫ぐところである。
「シノ」で穴を合わせボルトを入れる。所定本数が入った
ところでワイヤーが緩められる。
若い頃の仕事で工場建屋の鉄骨建て方を数多く見たが、
これだけ大きな橋梁の組み立てを見るのは初めてで、実に
興味深い。
このあと、小梁、キャットウォーク(点検歩廊)などの
取り付けを三十分ほど見続ける。飛行機も見学なのか高度
を下げている(ホント)。
河川敷の反対側の土手下では、道路を迂回させたあとで
橋脚工事用の穴が穿たれる。しばらくは江戸川通いが続く。