今日明日で十一月も終わる。晩秋から初冬へ、いやもう
初冬と言ってもいいだろう。
今年は喪中はがきが多い。古希を過ぎて何年か経つので
当然かもしれないが、例年の倍以上である。
中でも歳が近い上司や部下の奥様からの喪中はがきには
思わず「早過ぎるなー」と口に出る。
一つ、手書きの喪中はがきがある。本社勤務時代の先輩
の奥様の訃報である。七十半ばを過ぎても一緒にテニスを
楽しんでいた奥様が先月亡くなったという。
「今はまだ受け入れらない気持ちですが月日が解決して
くれることと思います」という言葉に無念さが滲む。
先輩は毎年一回、数人で都内に集まって飲む会の一人、
今年はコロナで中止。すぐにでも集まって皆で励まして
あげたいが、このところのコロナ拡大で来年まで待たねば
なるまい。
晩秋の夕暮れ近く散歩、やはり侘しい風景となる