夕方が涼しくなる。
ほっとしてから
寂しくなる。
夏の甲子園の開催中続いた清涼飲料水の新聞広告も最終日で
ある。処暑が過ぎても「夕方涼しくなる」は当てはまらないが、
慶応の107年ぶりの優勝で甲子園が終わり「寂しくなる」。
決勝戦の勝因、敗因は多々あるだろうが、仙台育英須江監督の
「危惧」が2つ当たってしまったことを挙げておこう。
一つは継投のタイミング。須江監督は常々「継投の遅れに気を
つける」と言っていたが、それが裏目に出たのではないか。
決勝戦では史上初という先頭打者ホームランなどで慶応に3点を
与えた湯田君だが、4回には立ち直りの兆しが見えた。持ち前の
高速ストレートのコントロールが戻っていたと思う。
4回の反撃での代打と言う事情もあったが、少なくともあと1回、
次の5回も続投したら「魔の5回」はなかったかもしれない。
もう一つは須江監督が試合前に危惧した「慶応の大応援団」。
5回の大量失点のきっかけになった落球エラー。「声掛け」が
あったはずだが慶応応援団の大声援でかき消されたのだろう、
レフトとセンターがぶつかってしまった。
日の出散歩の帰り道