仄暗い闇の中から

壁に入り込んで3時間。
すっかりハマってしまっている。
集中力も切れて緊急用のカロリーメイトをほうばりながらウンザリ見上げる空もまた闇。

なぜ調子が悪いのか。


ホテルの壁の中に入ってネットワーク機器の生死確認をやっている。
廊下のちょっとした扉の中はむき出しのコンクリートに配水管、電気設備など表の印象とはまるで違う世界がそこにある。

ここは何故か蛍光灯もはずされ扉を閉めるとそこにあるのは闇。
機械の冷却FANがただただこだまする闇の世界。



大学の卒製でホテル作ったけど、
実際裏側に入ってみるとぜんぜん施設が足りないと思い知る。
雰囲気先行で勉強不足過ぎた。
恥ずかしい。