27日、朝、タッピングの講習を受けました。これは経絡を刺激することでストレスを発散しリラックス効果があるものです。昨日と同じようにビックパレットに向かい、同じ担当エリアのエモケアをしました。車椅子の30代の男性の話を聞くことが出ました。津波の被害に遭い非常に多くの困難に襲われ、おそらくPTSDであろうと思われる方でした。しかし彼にははっきりとした目標があり、その目標のために一生懸命生きておられました。私が励ましを受けました。適切なPTSDのケアがなされるように医者への相談を勧めました。クラッシュにも情報を提供しサポートグループによるケアが必要であることを引き継ぎました。避難所において宗教活動・伝道することはできません。避難所の不文律であり、ともすると出入り禁止・活動を禁じられてしまう事もあります。しかしこの日神様は予想もしていなかったことをなさいました。一人の40代の女性が涙を流して神様の愛を受け入れました。ヨハネ3:16が開かれ、祈りが献げられました。彼女に聖書が手渡されました。人の思いや、人の業を超えた神の御業としか言えない出来事でした。背後に修養生たちの祈りがありました。
28日、この日は午前中だけビックパレットでエモケアをしました。私たちが出会った人たちに、受け入れてくれたことを感謝し、また5/5からは違うチームが来ることを伝えました。
昼食をし、帰路につきました。蘇先生丁先生は仙台に個人的関係のボランティアに向かいました。
ビックパレットには住む家を失った多くの方がいます。心に傷を負った方がまだまだいます。心のケアの必要を感じました。そして、更に大きな津波被害を受けた地域があることを覚えます。そこに暮らす人々にとって心のケアの必要はもっともっとあります。講習を受ける必要がありますが、難しくはありません。私たちも積極的に心のケアに取り組んでいくことが必要です。
報告者 松本 順