ホーリネス復興支援「てつだい隊」の現場の声!

ホーリネスの3・11東日本大震災の後の回復を祈り取り組む、現場からのレポート。

27-28日心のケアin栃木(その3)

2011-04-29 11:57:56 | 日記


27日、朝、タッピングの講習を受けました。これは経絡を刺激することでストレスを発散しリラックス効果があるものです。昨日と同じようにビックパレットに向かい、同じ担当エリアのエモケアをしました。車椅子の30代の男性の話を聞くことが出ました。津波の被害に遭い非常に多くの困難に襲われ、おそらくPTSDであろうと思われる方でした。しかし彼にははっきりとした目標があり、その目標のために一生懸命生きておられました。私が励ましを受けました。適切なPTSDのケアがなされるように医者への相談を勧めました。クラッシュにも情報を提供しサポートグループによるケアが必要であることを引き継ぎました。避難所において宗教活動・伝道することはできません。避難所の不文律であり、ともすると出入り禁止・活動を禁じられてしまう事もあります。しかしこの日神様は予想もしていなかったことをなさいました。一人の40代の女性が涙を流して神様の愛を受け入れました。ヨハネ3:16が開かれ、祈りが献げられました。彼女に聖書が手渡されました。人の思いや、人の業を超えた神の御業としか言えない出来事でした。背後に修養生たちの祈りがありました。

28日、この日は午前中だけビックパレットでエモケアをしました。私たちが出会った人たちに、受け入れてくれたことを感謝し、また5/5からは違うチームが来ることを伝えました。
昼食をし、帰路につきました。蘇先生丁先生は仙台に個人的関係のボランティアに向かいました。


ビックパレットには住む家を失った多くの方がいます。心に傷を負った方がまだまだいます。心のケアの必要を感じました。そして、更に大きな津波被害を受けた地域があることを覚えます。そこに暮らす人々にとって心のケアの必要はもっともっとあります。講習を受ける必要がありますが、難しくはありません。私たちも積極的に心のケアに取り組んでいくことが必要です。 
報告者 松本 順

4月26日心のケアin栃木(その2)

2011-04-29 11:52:49 | 日記
26日、朝、もう一度ロールプレイ形式でエモケアのトレーニングをしてからビックパレットに向かいました。ハウスオブレストから高速を使って1時間。ビックパレットは近代的で非常に大きな複合コンベンション施設。


そこに約1600人の避難者が生活しています。避難所の環境としてはおそらく最高にいいのではないでしょうか。すべてが整えられています。ただプライバシーだけは有りません。川内村と富岡町は村・町ごとここに避難しています。

現在は日に日に避難者は減っています。多くの人は原発のために避難してきた人でした。しかし中には津波の被害を受けて大きな痛みを負う人もいました。

(子どもの勉強コーナー)


私たちは3つのグループに分かれてそれぞれの持ち場が決められ、エモケアが始められました。思いのほか多くの方が話をして下さいました。ハンドマッサージもさせていただくことができました。そして皆さんとても喜んで下さいました。ハンドマッサージの効果は絶大でした。


避難所の夕食の時間6時30分で活動を切り上げ、食事をして帰途につきました。1日目は緊張していたのでしょうか、思いのほか疲れました。しかし多くの抱えていた不安は解消されていました。その日私たちは多くの方と触れあうことができました。しかし、私たちとの関わりを拒む方もいました。本当にケアが必要なのはそういう人であることを気づかされ、翌日の課題となりました。
報告者 松本順

4月25-28日 被災者の心のケア(その1)

2011-04-29 11:48:55 | 日記


25日、午後1時に那須高原ハウスオブレストに到着するように三台の車はそれぞれの地から出発。ハウスオブレストにおいてクラッシュのチームとも合流。ハウスオブレストはキリスト教のペンションであり、現在クラッシュの那須ベースとして借り上げられています。那須のベースチームは3名。すでに避難所ビックパレットとの関係を持ち、避難所内で英会話クラスが始められていました。この関係をルートにエモケアの活動がなされます。那須ベースでは今回初めてボランティアを受け入れオペレーションがなされました。


まず、ベースチームによってオリエンテーションがありました。その後、カウンセラーでありクラッシュのエモーショナルケアの責任者であるアンディ・ミーコ先生より、エモケアの講習。PTSDのチェックリストの使い方や、回復の手助けの仕方などを学びました。夜はハンドマッサージの練習。みんなはじめて体験するハンドマッサージ。


果たして効果はあるのかと不安を持ちながらも一生懸命練習しました。この日は翌日から避難所に行き避難者に会うための備えがなされました。果たして明日どうなるのか、避難所内でのエモケアの活動が許されるのか、避難者は話をしてくれるだろうか、ハンドマッサージを受けてくれるだろうか、自分たちは受け入れてもらえるのだろうか、不安ばかりが募る夜でした。

報告者:松本順

修養生がエモーショナル・ケアのボランティアに参加しました。

2011-04-28 10:29:02 | 日記
<学院舎監:佐藤義則よりのレポート>

10:00に、前回と同じく石原学院長に祈っていただき、修養生らの見送りを受けて出発。今回のチームは、修養生3名と舎監の私に加え、それにI宣教師の5名である。今度の災害救援ボランティア活動は、クラッシュの働きによるもので、那須高原ハウスオブレストをベースキャンプとして、避難所におられる方々に対して心のケアをするというミッションである。今回は聖書の他に聖歌を持参していくことにした。車中、賛美をしながら過ごし、出陣にあたって主から勇気をいただく。12:00に佐野SAで昼食をとる。野外で食べているさなか、突然雨が降り、車に戻り出発す。雨は暴風雨となり、そのうち雹となって車体を打ちつけ、私たちを驚かせた。私の誤算があって、13時に集合であったにもかかわらず、間に合わず、ハウスオブレストに着いたのは13時半過ぎだった。しかしながら、他の団体は未だ到着しておらず、オリエンテーションが始まったのは、14時半過ぎだった。ホーリネス教団のリーダーである松本牧師はじめ同教団の牧師、信徒の人たちと合流。私たちの教団からのボランティアは総勢11名である。オリエンテーションの後、トレーニングがあり、夕食後も続けられた。夜のトレーニングのメインメニューは、ハンドマッサージ?!いきなり、心のケアでまいりましたでは、相手の方も驚いたり、警戒したりする。手のマッサージをして、体も心もときほごすというのである。明日からは毎晩帰りが9時過ぎという。今晩しかないということで、近くのホテルの温泉に行く。なんとタオル、バスタオルを貸してくれて300円という。いい湯を浴びて、ぐっすりと良き眠りに就く。
(佐藤義則 記)

聖書学院ブログより転載 http://blog.livedoor.jp/tbsjhc/

追記)さて、被災地の避難所でボランティア活動をしている、佐藤義則舎監から、さきほど、連絡がありました。学院の支援チームの5人は、みんな、元気、とのことです。今も、避難所で、ハンドマッサージなどの、ボランティアをしているとのこと、ある修養生のところには、列ができるほどの人気だとか…… 支援チームの一行は、明日、学院に戻ります。 事務主事 記)

東名での支援ボランティア 参加者の声

2011-04-23 01:26:32 | 日記
<ボランティア参加者の声>

東松島にある津波による被災者宅の片付け作業手伝いを行ってきました。
片付けは少しずつ進んでいますが、地盤沈下のため満潮時には
家の前の道路がくるぶしまで冠水するという地域で、
復興中と言うよりは今なお被災中という感じさえしました。

仙台にある教会の教会員の友だちが住んでいる集落で、
誰一人キリスト者はいませんが、その教会の牧師や信徒によって
関わりが築かれ、活動が進められていました。
今後、その教会の方々を通して関わりが深められていくことを
願いながら、作業を行いました。
平野信二

クラッシュ・ジャパンの森郷ベース

2011-04-22 12:58:12 | 日記
クラッシュ・ジャパン(支援ネット)は、被災地の東北に
いくつものボランティアのベースを設置しています。
仙台にある森郷キャンプ場もその一つです。


メインルーム



夜のデイ・ブリーフィング(一日の報告会)



宿泊場所



朝ごはんは、かなり美味しく力が出ます!



中期、長期で現地のニーズに合わせたボランティア活動を続けます。
ぜひ、ホーリネス教団の皆さん、関係者の皆さん、
ホーリネスの災害支援室にご連絡し、登録して下さい。

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<ボランティア登録>
 以下の項目を、tetsudai@jhc.or.jp に送信下さい。

所属教会名、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、携帯電話番号
メールアドレス、希望期間

集合場所、滞在場所、ボランティアの仕事内容などは、毎回変わる可能性があります。
登録された方に希望期間にあった回の詳しいご案内をお送りします。
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第3回その2 東名でのボランティア

2011-04-22 12:12:39 | 日記
東名の地域は、日本三景の松島と同じ半島、湾の北側の場所にあります。
この地域は、カキの養殖などが盛んな様子でしたが、
津波による大きな被害を受けて7割ぐらいの建物が深刻な状況でした。

よじれた線路が残っていましたが、倒れた電車の姿が
新聞で報じられてた場所です。



建物が助かった家も、床上150cmの浸水の跡があり、
数件の瓦礫や泥の処理をお手伝いさせていただきました。

その地の方々とは、改革派の東仙台教会が良き交わりを持ち、
クラッシュ・ジャパン(支援ネット・ワーク)を通して関係の橋渡しを
してくださり、私たちホーリネス・チーム以外にも、国際飢餓や
アメリカのシアトルから来たボランティアグループも加わって
一緒に奉仕しました。

その場所で、庭の瓦礫を、不燃・可燃に分けて、隣接地に一輪車で運び
床の下にもぐり、たまっている泥を持ち出す作業をしました。
もう一ヶ月がたちますので、厚さ8cmほどの粘土板のようでした。



これは、教団委員の平野先生も、本部での会合のあとチームに加わってくださり
現場では床下で作業をしました。
この先生はアイデアマンですね、瓦礫から仕える道具を拾ってきては
ぐっと効率の上がる道具を作っていました。

みんな床下に潜りましたが、一番長い間、奥まで入ってくださったのが、
鳩山教会の尾崎さんです。土木と土壌浄化の技術をもっていますので、
このような場所では、技能が生かされます。


真っ暗な奥の方まで、潜ってくれました。


つづく

第3回復興支援ボランティア

2011-04-22 11:59:53 | 日記
ホーリネス教団では8回の物資輸送のボランティアを終えまして、
これから中期、長期に渡って現地の復興のお手伝いをする
復興支援のボランティアがはじまりました。



第1回目の復興ボランティアは、リーダー研修と視察のチームが
仙台の森郷キャンプと南三陸町の避難所で活動しました。
 (りばいばる5月号に報告文が掲載されます。)
第2回目は、牧師になる訓練を受けている修養生と共に
石巻で、物資を被災者の皆さんにお届けする働きをしました。
 (聖書学院のブログに報告文が載っています。)
 http://blog.livedoor.jp/tbsjhc/archives/2981266.html

そして第3回目の復興ボランティアは
森郷キャンプにあるクラッシュ・ジャパンのベースを拠点に
東名という集落で、奉仕の機会が与えられました。


4月19-21日の2泊3日のプログラムを行ないました。
つづく

緊急物資支援を行なってきました。

2011-04-19 07:24:27 | 日記
災害直後から、緊急物資の支援を行ってきました。



この方が、山田隊長。
3月11日の巨大地震の夜に、東北と茨城を回り、
安否確認をしてきました、災害対策のスペシャリストです。


その2日後に、山田先生の呼びかけで、
ライフラインが止まっている間、私たちの関係者の方々が
数日、生活ができ、また近隣の方々に分けられるように、
灯油、カセットコンロ、レトルト食材、水などなど
限られた分量でしたが、集められる分を、福島、宮城と
届けました。まだ高速が動いていませんでしたので、
道路のゆがんでしまった4号線を北上しました。


その後、ホーリネスのグループの緊急対策本部を設置を
呼びかけて、本格的な支援の働きが始まりました。

坂戸教会が物資ステーションになってくださり、
教会員の方々が、仕分けの奉仕をしてくださいました。



そして、荷積みをするOさん、この方も、何度もいわきまで、
支援物資を積んだトラックを運転してくださいました。


トラックは、お仕事の都合を付けてMさんが、1ヶ月の長期にわたり
貸してくださり大変助かりました。


地震被害があった仙台教会の耐震補強工事

2011-04-19 07:17:25 | 日記
仙台教会の佐藤先生より

皆様のサポートとOMSの宣教師への感謝のお便りが届いています。


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全国の皆様へ

いつもお祈りをありがとうございます。
皆様に支えられて元気に過ごしております。
地震のたびに、私の書斎と隣りの部屋の間にある戸がはずれ、本棚が総崩
れとなり、二つの部屋が貫通してしまう事態が繰り返されました。




そこで、二つの部屋を壁で塞ごうということになり、
アモス先生が慰問に来て下さった際にお話し、
奉仕局長の内藤先生が取り計らって下さって、
17日(日)の午後からOMSのキング先生が来て下さり、
1泊2日で工事をして下さいました。
添付の写真の通りです。





これで安心して新しい本棚を取り付けることができます
(現在、もっとしっかりとしたものを注文中)。
こちらでは、M8クラスの大きな余震を覚悟するように
言われておりますので、そのつもりで備えているところです。
たぶんこれで今度は大丈夫ではないかと思っています。
キング先生や内藤先生、また皆様のお祈りに感謝いたします。



佐藤信人

ボランティア・チームの派遣がはじまっています。

2011-04-19 07:04:13 | 日記
復興支援のボランティア活動が始まりました。
クラッシュ・ジャパン(ボランティアネットワーク)と連携して、
森郷キャンプ場をベースに、物資運搬、泥のかきだし、瓦礫撤去、
被災者のトラウマケアなどなど、幅の広い活動に、他のグループと
協力して行なっています。



ボランティアの登録は、ホーリネス教団の各教会に掲示されている、
「支援ニュース 掲示用」のNo.2と3にあります。
基本的に、ホーリネスの教会員、その身近な関係者が対称です。
被災地での働き人として送り出す各牧師の同意を必要としています。

働きはチームで行ないます。
被災地ボランティアでは、責任は各自で負います。
できる限り安全を確保した活動を行なっていますが、
想定を超える被害を受けた現場に入るのですから、
本人はリスクを覚悟している必要がありますので、
その面でも、責任は自己完結していて、なお仲間の
安全のため、チームワークが必要となります。

各市町村の社会福祉協議会に、ボランティア保険がありますが
ボランティア保険の天災型に加入することが原則です。

ボランティア出発場所からの交通費は、支援金より出ますが、
集合場所までの交通費・宿泊費等は個人負担です。

その他、詳細は、支援ニュースをお読み下さい。
登録された方に、更に詳しい情報をお知らせいたします。


「ホーリネス311ボランティアブログ」開設・支援の輪が広がっています。

2011-04-19 06:25:41 | 日記
「ホーリネス311ボランティアブログ」開設

こんにちはJHCの災害対策の広報の役割をしています宮崎です。
このブログでは、ボランティアや、支援活動の現場の声を
皆さんにお届けして、更なる協力、思い、祈りを込めて
災害復興の一助になりたいと願い、投稿していきます。
よろしくお願いいたします。

投稿は宮崎が担当しますが、
ボランティア活動の仲間達の文章が載ります。
感想文、お手紙など、頂いたものを転載いたします。
メン・フォー・ミッションの活動も内藤先生と連絡しつつ掲載します。
クラッシュ・ジャパンとの協力ボランティアは
山田隊長とチーム松本の順キャプテンと相談しつつ掲載します。
支援の働きのリーダの郷家先生と連絡を取りつつ、
現場の声をお届けします。
このように、協力しての支援活動を、手作りの雰囲気で
報告させて頂きたいと思います。

このブログは、災害対策を担当する部署からの公式の報告文
ではなく、現場の動きをお伝えする目的でアップいたします。
公式の文章は、日本ホーリネス教団のホームページをご覧下さい。




写真:3月のいわきへの物資支援ボランティアの方々と


なお、現地での活動が続くことから、お返事を書くことが
難しい場合が多いので、はじめの段階からコメントや
トラックバックができない設定でさせて頂きます。

ブログ担当者、宮崎、佐伯