随喜功徳 (逆のものさしをもってみませんか)

黙々と穏やかにさり気なくおまかせする

20180921

2018-09-21 03:06:02 | 日記


原民喜童話集
未明編集室

もぐらの子供はお母さんの後について行きましたが、何だか胸がワクワクするようでした。

「そら、ここが土の上」

と、お母さんは囁きました。
赤、白、深紅、白、赤、桃色・・・・コスモスの花は月の光にはっきりと浮いてみえます。

「わあ」
もぐらの子供はびっくりしてしまいました。
「綺麗だなあ、綺麗だなあ」

もぐらの子供は、はじめて見る地上の眺めに、うっとりしていました。

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数日前から、このご本から読んでくれ読んでくれと呼ばれている気がしてしかたありませんでした。体調が台風以来よろしくないのと、日々の刺々しい忙しさの中で、朝のワークだけでは賄いきれない何かを、童話たちが察してくれていたのかもしれません。

何かを大きく訴えかける訳ではないのですが
何気ない日々の出来事をサラリと優しく表現くださってます。優しさの中に包み込んでくださいます。

原民喜さんは、原爆投下された広島で苦しんで亡くなる家族や周りを目の当たりにして魂に焼き付けて生きてこられたと思います。だからこそ、こんなに優しい言葉で平和なごくごく当たり前な平和な雰囲気を表現できるように感じます。

また、明日から淡々と感謝して参ります。
呼んでくれてありがとう。



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