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しかし、また考えれば、日本は滅びる、滅びると思っていても案外滅びないかもしれない。というのは、日本民族はきわめて原始的な生活にも耐えられるというか、文明に対するセンスがまったくかけているというか、そういえところがあるので、自由貿易に失敗して、売らず買わずの自給自足となっても、結構やっていけそうにも想えるからである。
先日、故障で停電したが、家中だれも直し方を知らない。ローソクを頼りにふろにつかりながら、ああ、万事これでいければ心配することはないと思ったことだった。
春宵十話
岡潔 著
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案外その方がええかもしれない。
囚われずにやっていける部分を忘れず
いきたいです。まだ、生まれて半世紀しか
経っていない。
感謝の感情がやっと理解しつつありそうです。バブ〜
