随喜功徳 (逆のものさしをもってみませんか)

黙々と穏やかにさり気なくおまかせする

20180414

2018-04-14 07:05:14 | 日記


・・・よく「赤子のように」という言葉を宗教でつかうがこれは「赤子のように」と譬えであって、赤子そのものになれという意味ではない。聖人は成人であって、赤子のの世界を通って来た人である。
そうして十分に発達成熟した人なのである。成熟した人が、赤児のようになれというのは、成熟した意識をすべて棄ててしまえということではないのである。
成熟した意識をそのままにして、そうしてそこにそれを乗り超えた、それを超克したところの、別の境涯がある、それに突き進めというのであって、決して今まですべての経験を抛棄するということでは断じてないのである。・・・

日本的霊性 完全版
鈴木大拙 著

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いつも、読んでおりまして
そういうことか!とうなりますが、
今回は穏やかな気持ちになりました。
また、鈴木大拙さんの像に会いに行きたくなりました。