私が中学生の時、外出先から帰ってきた母が一匹の子犬を連れて来ました。
捨てられていたのを拾ってきたそうで、痩せていたうえに、目を怪我していました。
家には既に少し前に拾ってきた猫がいましたが、可哀想だからと、飼うことになりました。
名前はポンチ。
でも、誰がそれに反応するように躾けたのか、途中から名前がナナに変わりました。
ナナは誰が来ても全く吠えず、必ず上目遣いで尻尾をフリフリする可愛い子で、小さい頃から食が細く痩せていた為、近所の人に餌を与えられていないのではと誤解される様な事もあったり、放し飼いにされていたオス犬に処女を奪われてしまうなどのハプニングもあったり、でも、いつも私が実家に帰ると、玄関先でいつものようにキラキラした目で尻尾を振ってくれていました。
先日、久しぶりに実家に帰ると、ナナがぐったりしていました。
腹部に癌ができていて、かなり転移しているので、もう駄目だろうと病院で診断されたとの事でした。
かなり出血した為、体力も無く、呼吸も浅いのに、私が近寄るといつものように上目遣いで尻尾を振ってきました。
……。
昨日、朝、長い時間苦しんで亡くなったそうです。
夜、実家に行くと、母が泣きながら最期を話してくれました。
もう、埋められていたので、顔を見ることはできませんでしたが、お花が沢山咲いている所にお墓がありました。
もうナナのあの上目遣いを見る事はできないと思うと、やっぱり寂しいです。
捨てられていたのを拾ってきたそうで、痩せていたうえに、目を怪我していました。
家には既に少し前に拾ってきた猫がいましたが、可哀想だからと、飼うことになりました。
名前はポンチ。
でも、誰がそれに反応するように躾けたのか、途中から名前がナナに変わりました。
ナナは誰が来ても全く吠えず、必ず上目遣いで尻尾をフリフリする可愛い子で、小さい頃から食が細く痩せていた為、近所の人に餌を与えられていないのではと誤解される様な事もあったり、放し飼いにされていたオス犬に処女を奪われてしまうなどのハプニングもあったり、でも、いつも私が実家に帰ると、玄関先でいつものようにキラキラした目で尻尾を振ってくれていました。
先日、久しぶりに実家に帰ると、ナナがぐったりしていました。
腹部に癌ができていて、かなり転移しているので、もう駄目だろうと病院で診断されたとの事でした。
かなり出血した為、体力も無く、呼吸も浅いのに、私が近寄るといつものように上目遣いで尻尾を振ってきました。
……。
昨日、朝、長い時間苦しんで亡くなったそうです。
夜、実家に行くと、母が泣きながら最期を話してくれました。
もう、埋められていたので、顔を見ることはできませんでしたが、お花が沢山咲いている所にお墓がありました。
もうナナのあの上目遣いを見る事はできないと思うと、やっぱり寂しいです。