Raspiに電源を入れてdmonitorを起動すると勝手にWebブラウザが立ち上がりdmonitorの画面が開くようになっています。
これはこれで便利なのですが、当方は無銭家なのでRaspiに繋ぐKVMが準備できない為通常はRaspi単体で電源を入れてPCのブラウザを使ってdmonitorを使っていました、Raspiの設定変更の際はRlogin.exeというターミナルソフトを使ってPC上から設定変更を実施しています、Raspiのデスクトップ画面を確認する為にVNCも設定しています。
ところが、最近PCに表示したdmonitorの画面の表示が怪しいことになってきました。
①レピーター名の表示がしない(コールサインは表示)
②「テーブル書き換え要求」一覧を表示しない
③「運用ログ」の表示しない
など色々な症状がが発生するようになった。
色々試してRaspiで開いているブラウザを閉じればPC側の表示は正常になる事を確認しました。
原因は年明けに実施されたログ管理サーバの負荷軽減策の為でした。(詳細はこちら:https://d-star.at.webry.info/202101/article_1.html)
ブラウザによるdmonitorの操作画面を二つ以上展開すると通信帯域が狭められている為データ通信に遅延が生じて表示に時間が掛ったり、タイムアウトになったりしてまともに表示できなくなって(されて)しまったようです。
探したらD-STAR技術情報にRaspi上のブラウザの自動表示を停止する手順の記事が見つかり、早速採用したところ無事Raspiを起動してもブラウザが起動しなくなり、PC上のdmonitor操作画面の表示も正常になり快適に使える様になりました。
注:実際にはテスト利用だけでほとんど使ってませんけど・・NoraGatewayの方が絶対にいい!!
記事の中では削除すると記述がありますが、削除すると戻す際に面倒になる為不要な記述の行をコメントアウトする事をお勧めします。
$ cd /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi
$ sudo nano autostart
@lxpanel --profile LXDE-pi
@pcmanfm --desktop --profile LXDE-pi
@xscreensaver -no-splash
point-rpi
@surf -f http://localhost/
$ sudo nano autostart
@lxpanel --profile LXDE-pi
@pcmanfm --desktop --profile LXDE-pi
@xscreensaver -no-splash
point-rpi
@surf -f http://localhost/
最後の「@surf -f http://localhost/」の行の先頭に「#」を付ける
「# @surf -f http://localhost/」に書き換えて保存して再起動すればOkです。
余談(愚痴):
dmonitorの設定を変更して「auto_repmon.service」の自動起動から「auto_repmon_light.service」へ切り替えを実施しようと試しましたがどうしても「auto_repmon.service」が稼働してしまい上手くいきませんでした。
JARL D-STR委員会へ「auto_repmon_light.servie」の自動起動が出来ない事とスクリプトの記述に誤りが有る事などを問い合わせをしましたが帯域制限をしているという的外れの回答(そんな事知っとるわい)を頂き再度メールしたら配信不能となり再度送ってもまたまた配信不能となり面倒なんで委員会を頼るのを止めました。ついでにJARLも辞めますかね・・・・
謝意: JE3HCZ藤堂OMいつも適切なアドバイスありがとうございます。
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