アルトとは思えないブッ太い音!
モードに絡ませ狂い・吹き散らすテナー!
2管と対等勝負! 新たなグリーンの世界が!!
2管と対等勝負! 新たなグリーンの世界が!!
一句
“ 弦はじき 狂ったサックス いざ勝負 ”
③『ソリッド』(64)
《Solid/Grant Green》

《Solid/Grant Green》
グラント・グリーン(g)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、マッコイ・タイナー(p)、
ジェームス・スポールディング(as)、ボブ・クランショウ(b)、
エルヴィン・ジョーンズ(ds)。
《Grant Green Blog紹介》


これは、脇役狙いで買ったレコード。
②『Idle Moments』とは演奏のイメージがガラッと変る。
テナー・アルトがモード奏法となり、テーマの曲調~アドリヴが全く異なる。
②『Idle Moments』とは演奏のイメージがガラッと変る。
テナー・アルトがモード奏法となり、テーマの曲調~アドリヴが全く異なる。
テーマがギクシャクし、アドリヴは先進的な演奏。その実態感が堪能できる。
奇天烈なフレーズを混ぜ、上り下りのモード展開・フリーキーに悶える。
奇天烈なフレーズを混ぜ、上り下りのモード展開・フリーキーに悶える。
ギターがリーダだが、フロント2管構成はいかにもブルーノート。
スポールディングはアルトとは思えないブッ太い音。
スポールディングはアルトとは思えないブッ太い音。
ヘンダーソンはモードに絡ませ狂ったように吹き散らす。
グリーンのギターは吹き荒れる2管に負けていない。
グリーンのギターは吹き荒れる2管に負けていない。
力強くソリッドな音、ギターが負けじと駆けづり回る。
やはり、コードは弾かない。
やはり、コードは弾かない。
チョーキング・繰り返しのフレーズ、突っ走るシングルノートが潔い。
一句
“ 弦はじき 狂ったサックス いざ勝負 ”
特に、B#3、ハイテンポの曲は聴き処。
①(61年)、②(63年)は50年代の音・スタイルを引きづった演奏。
特に、B#3、ハイテンポの曲は聴き処。
①(61年)、②(63年)は50年代の音・スタイルを引きづった演奏。
当③(64年)とは録音時期に大きな開きはない。
だが、この演奏から新たなギタースタイルが生れたといえる。