だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 投げやり・豪快&だらしない節回し《フランク・ストラジャー(as)》

「投げやり」な「豪快さ」&「らしない節回し」
これじゃ~~、人気がなく級扱い?!
23歳若造の当たりサウンドにはまった。
①『ファンタスティック』(60)
《Fantastic/Frank Strozier(as)》
フランク・ストラジャー(as)、ブッカー・リトル(tp)、
ウイントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)。

23歳での初リーダアルバム、
若さが有り余った音。
とにかく、「これでもか」と、身の力を込めて吹き鳴らす。
サックスが壊れたか?と、
思う程聴き慣れない音が耳に突き刺さる。
だから、やかましくてしょうがない。

フレーズにケジメが無い。
「シャキッ」とした節回しをせず、だらしなく「げやり」に吹き放つ。
「エ~~~~イ、ソッ」「どうにでもなりやがれ」と、吹きまくる。
ソニー・クリス(as)が壊れたサックスで、「ケクソ」に吹いている。
そんな音質のアルトサックス屋だ。
 
こんな音を吹き放つストラジャーが好きだ。
ところが、中々アルバムが見つからない、欲しくても手に入らない。
希少価値はないが、人気がなく級扱いだから国内盤もない。
色々なジャズ本をめくっても、紹介されてないの男のようだ。

国内で知名度が低いのは、日本人好みの「さ」が無い。
「投げやり」な「豪快さ」と「ダラシナイ節回し」ではどうもならんのか。
ブッカー・アーヴィン(ts)の「天烈」さに、似たところが有る。
アーヴィンに
は奇天烈なフレーズの裏で計算された理知性がある。
だが、ストラジャーにはそれが感じられない。
「思いっ切り」身体でぶつかってくる、「い」そのまま。
 しかし、この魅力にハマルと病み付きかから脱出困難に。


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