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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 声の間から、怒りが《ビリー・ホリデイ(女性Vo)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
   女性ジャズヴォーカル「ビリー・ホリデイ」のレコード紹介です。~♪
 
「Strange Fruit」(奇な果実)、に尽きる。
日常的人種別を表現した、彼女の作品。
表情を抑え、声の間からりが聴こえ・・
 
一句
 “死の怒り 奇な果実 歌で観せ”


①『レディー・デイ(奇妙な果実)』(39~44)
《“Lady Day”(1939~1944)The Sixteen Original Commodore
Interpretations/Billie Holiday》
ビリー・ホリデイ(vo)。

《女性ヴォーカル ブログ紹介》
①『Just Meg~/Meg Myles』(57)
№1 ささやきに、抱かれて《メグ・マイルス(女性Vo)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

歌ってのは、楽器以上に人生観を現す。
まぁ~、声だから当り前だろう。
と、思うのだが。

ビリー・ホリデイ、そのたるシンガーでは。
歌唱力があり巧い、とは思っていませんが。

彼女の多くの本、映画を観てきた。
だから、人生の歩みが歌の背に観えてくる。
声が私の深層に沁み込み、歌が真に迫る。
かといって、歌詞の意味は解らないですが。

当①は、この1曲につきる。
「Strange Fruit」(奇な果実)。
このタイトルは彼女の自伝のタイトル。

「奇妙な果実」とは。
白人に惨殺され、ポプラの樹に吊るされた南部黒人。
腐敗したリンチ体を「奇妙な果実」と例えた。
彼女の父は病院をたらい回しにされ、死んだという。
つまり、黒人一人の死は同じこと。
と、彼女は記している。

この歌は、日的人種差別を表現した作品。
ソニー・ホワイト(p)との共作だという。

低く・低く、低い彼女の声が聴こえる。
高い声で怒りを現さない。
表情をえた声で、淡々と語るように。
声の間・行間から彼女のりが聴こえるようです。
 
 一句
 “死の怒り 奇な果実 歌で観せ”

当①は彼女の絶期を迎えた頃のアルバム。
39年と44年の録音を収録している。
39年の声質は太く、どっしりと安定感がある。
44年は、ちょっと細く華やかな声質に聴こえます。
 
♪~ 「Strange Fruit」 怒りをえた声の間を聴き込んでみて下さい。


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