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Jazzな毎日、時々オーディオ

ジャズのこと、オーディオのことつぶやきます

ペアで10万円以内のスピーカーでジャズを聴いてみました

2016-05-08 17:57:47 | オーディオ
先日、某家電量販店にてスピーカーの試聴をしてきました。

聴いたのは

JBL STUDIO 230
DALI ZENSOR 3
Monitor Audio Bronze 2
B&W 685S2
YAMAHA NS-B330

こんな感じでもう少し種類はあったかも知れませんが聴いてみました。

聴いた音楽はお店にあったブルーノートのコンピレーションアルバム。

JBL はなんか音がくぐもってスッキリしない、元気のない、らしくない音だなと感じました。横にあった4306Hの方が抜けが良くて気持ち良く聴けました。

DALI ZENSOR 3 は1を持っているので耳馴染みが良く好印象。音もどのスピーカーよりも前に出てきてベールを一枚剥いだ感じで明るい音でした。
管楽器やシンバルが華やかです。
低音も1よりウーファーが大きい分良く出ていました。
これは良かった。

モニターオーディオのブロンズは、他のスピーカーより三段階くらい後ろに篭った音。前に出てこない。管楽器に勢いが無いです。抜けも良くなくて暗い音と感じました。良く言えば落ち着いていてクラッシック向けでしょうか。

B&Wもとても良かった。ダリよりは一段階奥に下がった音。落ち着いていますが決して元気の無い音ではありません。そして高分解能と言いますか色々な音が細かく聞こえます。低音も豊かです。

ヤマハは、ダリを想定して作られたスピーカーのようですが、あまり関心しませんでした。
もしかしたらダリのように女性ボーカルを単独で聞かせたら良い音なのかも知れません。
全体的に元気がなくてつまらなかったです。
インストゥルメンタルジャズ、特にハードバップ向きでは無いかも。

こんな感じの感想です。

自分が買うならダリかB&Wだなと思いました。
フロントバスレフとリアバスレフの違いがありますので部屋のスピーカー裏のスペースによって決めても良いかも知れませんね。

もしスピーカーの購入を考えていましたら、お好きなCDを持ち込んで聞いてくださいとのことでした。

お店の人のお勧めはモニターオーディオでした。
好みは人それぞれですね。

後で後悔しないように前もって試聴をしてから購入してみた方が宜しいかと思います。




オーディオケーブルの向きを逆さにしてみました。BELDEN8412

2015-12-29 14:36:43 | オーディオ
BELDEN 8412 RCA ケーブル

現在、アンプとCDプレーヤーの間をアメリカ製のBELDEN8412というRCAケーブルで繋いでいます。

このケーブル、もともとエンジニアリング現場で使用されていたマイク等のケーブルだそうで

設計自体はもう古く、現在のレコーディング・エンジニアの間では日本のモガミ製が主流で現在はあまり使われていないようです。

現在BELDEN8412は多様な使われ方をしているそうで、民生用に流用されていたりします。

自分にとって身近なのは、ギターのシールド等だったりします。

そんな業務用ケーブル流用ですが今は自作してくれる方も多く、自分も自作している方から購入しました。

コネクタはNEUTRIK (ノイトリック)、コネクト用のハンダはKESTER44というこの手のケーブルでは定番の組み合わせだそうです。

この組み合わせでのRCAケーブルです。



最初からこのケーブルで接続しているので他のケーブルの音を知りませんが、古いジャズには良く向いているのではないかと思います。

最近スピーカーの高音のギラつきが気になりはじめ、スピーカーケーブル・RCAケーブル等を他の中低域よりな特性のものに変えようかと思っていました。

せっかく買ったモノだしこのままお払い箱にするのももったいない。

ならいっそRCAケーブルを逆に繋いだらどんな音がするのか試してみようと。

で、つなぎ変えてみました。

今まではCDプレーヤー側からアンプへケーブルへの通電方向。

ケーブル横の印刷文字のBELDENの文字の頭のB側をCDプレーヤーのアウトプットに、最後のBELDENの文字N側をアンプのインプット側に刺していました。



これを真逆、アンプ側からCD側へとケーブルへ向きを逆にしてつなぎました。

で、音出し。

若干変わったかな?

まゆつばですが。

今までギラついていた高音域が若干控えめになり、中音域が前に張りだしてきました。

低音は今まで小型スピーカーの割には良く出ていたと思っていましたが、これが控え目になり余計なうるさい鳴りが無くなりました。

いわゆる、かまぼこ型の音声特性です。

ハイとローが絞られ代わりに中域が前へ。

このセッティングにして暫く聴いていますが、耳に心地よいというかマイルドになりました。

高音域のシンバルが落ち着きヴォーカルやギター、ピアノ等の中音域帯がうまく聞こえます。

その半面、低域が不足してしまいました。

ボリュームを下げると音痩せします。

悪く言うとこもった音。

いわゆるドンシャリと呼ばれる高域と低域を強調されたフラットではない音。

ロック等を聞くにはドンシャリでも良いかもしれませんがJAZZではちょっと違うかな。

ミドルの音域が豊かになったことによりJAZZにとってはふさわしくなりました。

ちょうど真逆な音。

本来のつなぎ方の音とは反対なのでしょうね。

ヴォリューム自体も下がりましたから。

でもボリュームを上げてもうるさい感じは無くなりました。

暫くこれで聴いてみます。

これもプラシーボ効果かもしれません。

繋いだり抜いたりしています。

で、次はスピーカーケーブルかな。

audio-technica オーディオテクニカ ハイブリッドインシュレーター AT6099 ってどうよ?

2015-12-23 11:20:46 | オーディオ

audio-technica オーディオテクニカ ハイブリッドインシュレーター AT6099

 スピーカー購入後、音の改善を目指して購入しました。 オーディオテクニカのインシュレーター。

謳い文句は

●4層ハイブリッド構造の本格設計。
●AV対応のコンパクトサイズ。
●特殊防振ゴム「ハネナイト」「ソルボセイン」を効果的に配置。
●不要振動を効果的に抑制。
●ベース材にはサウンドチューニングに最適な真鍮削り出しを採用。
●インシュレーター下部は振動を拡散させるディンプル構造。
●軽い機器でも滑りにくい安全設計。
●スピーカーの3点支持から機器の6点支持まで幅広いチューニングが可能。

オーディオテクニカには二種類の似たインシュレーターがあり AT-6098、AT-6099

小さくてスピーカーの四隅を4点支持するのが、AT-6098

大きくてスピーカーの三辺前二点支持、後方一点支持が、AT-6099

購入したのは、3点支持のAT-6099の方です。

表面

裏面

パッケージの謳い文句に明確な定位伸びる高域厚みのある低域を実現と書いてあり DALI ZENSOR1の低音不足を少しでも豊かにしたくこちらを選びました。

購入当初ブックシェルフスピーカーということもあって本棚の上に置いて起きましたが 、そこにこのインシュレーターを入れたら階下の家人から低音漏れの苦情が来なくなりました。

それまでは低音がダブつきキレが悪く、高音域も荒れがちでしたが このインシュレーターを入れた途端、音が激変し低音は締まり音量こそ上がりませんでしたが なかなかいい感じ。

一番の効果は低音域よりも中高音域の明瞭度が上がったことにあると思われます。

必要な音だけ鳴っているような感じです。

これだけでも購入して良かったのですが、現在オーディオラックをハヤミ製の重たくてごついものに変更し

その上に置いてしまっていますが、スピーカー下面の強度や安定性が高くなればなるほど変わりが無くなるような気がします。

試しにインシュレーターを外し、モノラル録音の音源を使い左右で聴き比べましたがほぼ変わりが無い。

安定性や強度が保てる御影石、スピーカースタンドの上に載せて使うにはあまり変化は無いかも知れません。

僅かにいいかなぁ?と思うのはプラシーボ効果ですかね?

ただ振動面の吸収はとても良いので、CDプレーヤーやレコードプレーヤーの下にかませるととても効果があるのではと思います。

もしデスクのPC横にデジタルアンプでスピーカーに繋いで聴いている方や、ミニコンポの横にそのまま置いている方には

効果てきめんかもしれません。

それとソルボセイン素材のゴムですがかなりスピーカーにひっつきます。

これはこれで地震対策にもピッタリかもしれませんね。


デンマークのコンパクトスピーカーDALI ZENSOR 1 でジャズレビュー

2015-12-11 13:03:04 | オーディオ
値上げ前の駆け込みで買ったスピーカー。
買った時の値段はペアで二万三千円程。
抜群のコスパ。
現在は値上がりして三万六千円程。
値上がり前に買っておいて本当に良かった。
国産スピーカーでもあまり無い価格。
ネットでの評判が高く、音も良くコスパが高いとのこと。
試聴もそこそこに購入。



初めて音出しした時は正直本当にガッカリしました。
もうラジカセのような音。
低音が出ず出てもタブつき、高音がシャリシャリ、中域は奥に引っ込んでしまっている。
あぁ、やっぱり価格なりの音なのかとガッカリしていましたがこのスピーカー、エージングに100時間はかかるそう。
酷い音を我慢して聴いていましたが、段々シンバルの音やヴァイブラフォンの音が澄んで聞こえて、なかなかと思うようになったが、相変わらず中低音域が出ていない。

とにかく大音量で聴けない夜中の時間帯を外してなるべく多くの時間鳴らし続けること二ヶ月。
ようやく本来のポテンシャルを発揮してきたのか、低音はウーファーが13,5cmとあって量感が足りないが質感はよく出ている。
ジャズのウッドベースが心地よい。
中音域はサックス、ヴォーカルが表現力豊かになってます。サックスのサブトーンがうまく出ていて気持ちが良いです。
ピアノの音もスケールこそ大きくは無いが低音弦から高音弦までなかなか。
高域は購入当初のシャリシャリ感が消えてシンバルの質感が上がりトータルのバランスが整ったのか不快感が全く無くなっている。
ビッグバンドのジャズを再生してもなかなか整った音でうるさく感じずバランスが良い。
あまり音の指向性が強くなく、どのポジショニングでも均等に音楽が楽しめます。
何より良かったのが聴き疲れの無い音。
何時間でも聴いていたい音。
特にホールなどの空間表現に優れています。
最初は寒色系の音かと思ってましたが、今は暖色系の丸みのある音に。
ただ古い録音であまり良く無い音源だとそのまま悪い音で再生されます。
器用に鳴るタイプでは無いかも。
でも買ってよかった。

天井を見ればキリが無いほど高級スピーカーがありますが、程々の部屋の大きさで程々の音量で聴くのにはとても優れていると思う。

心残りはウーファーのサイズが18cmのZENSOR3
はもっと低音の量感が良かったのかもと。
量販店でZENSOR3と色々なスピーカーを聴き比べましたが若干派手で明るめの音がしてとても良かったと記憶しています。
他にも購入してみたいスピーカーはありますが、当分はこのスピーカーとお付き合い。

リアバスレフスピーカーなので壁からの距離で音が変わるみたいなので現在は15cm程離して聴いています。
このくらいがベストなのか時々調整しながら聴いてみます。

今はコスパは普通でお買い得感は無いけれど、DALIというメーカーの音は好みの音がします。

圧縮音源とCDの聴き比べをしてみました。

2015-11-21 11:39:09 | オーディオ
当方の購入したCDプレーヤーDENON DCDー755REにはUSB入力端子がついており

iPhoneの圧縮音源を鳴らすことが出来ます。

ふと思ったのですが、もしCDと圧縮音源と同じソースであれば音質にどのような差がでるのか。

試してみたくなりました。



当方のリファレンスCDであるマイルス・デイヴィスの超有名盤「カインド・オブ・ブルー」と

アート・ペッパーの同じく超有名盤「ミーツ・ザ・リズムセクション」を選択

音源はiPhone6に入っている圧縮音源AAC256Kbpsで試してみました。

ケーブルはアップル純正ケーブル。



まずはマイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」




あれ、なんか変わらない。

圧縮音源もなかなかだなぁ。

とひとしきり関心。


で、CD音源に切り替える。

そうして聴いてみるとまず音圧が2割程CDの方が強い。

若干ボリュームを下げてみる。

バースが終わりドラム・ベース、ピアノのブロックコードが一緒に叩き込まれる瞬間がありその時

あ、なんかポール・チェンバースのベース音が太く豊かになっている。

さっきまでベース音がただあるように思えたのが存在感が豊かに太くなっている。

気のせいかビル・エバンスのピアノもなんか中域に太さのある豊かなサウンド。

ジミー・コブのバスドラもズドンと来ます。

音圧に凄みが増されます。

聴き比べると確かに違う。






続いて、アート・ペッパー「ミーツ・ザ・リズムセクション」

まずはCDから圧縮音源へ。


これは明らかにCDの方がいいです。

圧縮音源はおとなしいです。

アート・ペッパーのアルト・サックスには潤いと厚みが出ていて

鳴っている音の周りの空間レンジも広く感じられます。

レッド・ガーランドのピアノにも芯があり存在感があります。

ポール・チェンバースのベースも奥まっていたのが俄然存在感を増します。

一番違うのがフィリー・ジョー・ジョーンズのドラム。

まずアタックというか凄みというかダイナミックに叩く音。

全く違います。

これはドラムソロのパートでよくわかります。




やっぱり圧縮音源と元のCDの音は違います。

特に低音領域。

ただしこれは直接聴き比べたためで

普通にながら聞きとかにしてみればこれはこれでいいと思います。


圧縮音源の良さはそのポータビリティーの良さですし。

真剣に音楽と向き合って聞きたい場合はやっぱりCDやレコードの方が楽しめると思います。

そんな今、インターネットラジオのジャズチャンネルで流し聞きしています。

(*^^*)