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血管若返る…手軽に食べる「タマネギ氷」 冷凍保存で作り置き

2013年02月20日 | ボラバックセンター
電子レンジ調理の第一人者で管理栄養士の村上祥子(さちこ)さん(71)が、タマネギを毎日簡単に取る方法「タマネギ氷」を考案した。タマネギは動脈硬化や高血圧の改善に役立つ食材として知られている。作り方、食べ方を聞いた。

「薬ではなく、食べ物で健康になりたいという人が本当に多い。タマネギは血管を若返らせる。毎日50グラムは食べてほしい」と村上さんは話す。

村上さんは昭和60年から平成12年まで、母校の福岡女子大で栄養指導実習講座を担当。糖尿病や生活習慣病改善のための治療食の開発に携わった。

特に、糖尿病患者には毎日タマネギを50グラムとることを推奨することから、毎日手軽に食べる方法を探すため、電子レンジを使った調理法の開発を研究。2年ほど前、加熱して甘くなったタマネギをピューレ状(とろとろ)にして凍らせ、必要なときに解凍することを思いつき、糖尿病患者に毎日食べてもらった。

「血糖値が驚くほど下がり、安定した。毎日続けるには、おいしいことが大切。最近は1人暮らしの人が増え、タマネギを刻むのが面倒だったり目が痛かったりと敬遠する人もいる。ミキサーを使えば大量のタマネギを苦労なく刻める」

◆加熱…大丈夫

加熱するとタマネギの辛み成分が消え、成分が変わってしまうのではないかと思うが、「エキスを取り入れると基本的に変わらない」という。そのため、電子レンジで加熱する際はポリ袋に入れ、汁も残さず使うことがポイントだ。

食べ方は、みそ汁などのスープに加える▽ショウガ入りミルクティーに追加する▽漬物や刺し身のしょうゆを減らし、タマネギ氷をソースとして使う-など。

50グラムは、中タマネギで4分の1程度。独立行政法人農畜産業振興機構(東京都港区)のデータから推計すると、日本人は1日平均15グラム程度しかとっていない。村上さんは「野菜の摂取量そのものが減ってきている中、タマネギを増やすだけでも体調が良くなる」と話している。

■タマネギ氷の作り方

【材料】

タマネギ4~5個(約1キロ)

【作り方】

〔1〕タマネギの皮をむき、上側と根を切り落とす。

〔2〕ポリ袋に入れて耐熱皿に乗せ、電子レンジ(600ワットで約20分、タマネギ100グラムごとに2分追加)で加熱する。ポリ袋の口は閉じない。

〔3〕ポリ袋にたまった汁ごとミキサーに入れる。

〔4〕水1カップを加え、とろとろになるまでミキサーを回す。

〔5〕製氷皿に入れ、ラップをして冷凍する。

〔6〕凍ったら製氷機から出し、袋に入れて冷凍保存する。約2カ月保存可能。(村上さんの著書『病気にならない!たまねぎ氷健康法』などを参照)

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/medical/snk20130220511.html