Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Western Blues Piano 1946-1952

2016年10月24日 | Blues,R&B,Gospel
1,Unfinished Boogie:Western Blues Piano 1946-1952 (Muskadine) 1LP 614円
マスカダイン・レーベルの104番、テキサス・ピアノ集です。最近はYazooのLPとかがエラく高くなっているにも関わらず、このMuskadineは無価値なのかシュリンクを被ったままのミントものがこんな値で打ち捨てられていて即座に救済した次第。
初めて聴いたのは80年代に入ったくらいの時期だったでしょうか、そのロウダウンなピアノとディープボイスが交差するブルースに痛くやられたのを思い出します。
何といっても大好きなのがマーシー・ディー、あの"One Room Cuntry Shack"のオリジネイターなわけですが、ここで聴ける弾き人知らずのギターが付いた1951年録音、得意の粘りのスロー"The Payoff"と"Straight and Narrow"はまさに悶絶。ちょっと甲高い声でうなり重いピアノを弾くリト・サン・ウィリスの2曲も耳に残る。ライトニンの相棒だったサンダー・スミスもその名もズバリの"Low Down Dirty Ways"のぶっきらぼうなブギにライトニンのギターが付いた"West Coast Blues"ほか3曲は大ブギウギ大会。
なにはともあれ、ドロっと真っ黒なブルースが流れ出す素晴らしいコンピレーション、久し振りに何度も何度もリピートしてしまいました。

Side A
1,Thunder's Unfinished Boogie/Thunder Smith
2,New Worried Life Blues/Thunder Smith
3,Highway 101/Jimmy McCracklin
4,Street Loafin' Woman/Jimmy McCracklin
5,Little Mama Boogie/Thunder Smith
6,Straight and Narrow/Mercy Dee
7,Howling Woman/Little Son Willis
8,Roll Me over Slow/Little Son Willis
Side B
1,Little Willie's Boogie/Little Willie Littlefield
2,West Coast Blues/Thunder Smith
3,Low Down Dirty Ways/Thunder Smith
4,Mable Blues/Luther Stoneham
5,The Payoff/Mercy Dee
6,Baba-Du-Lay Fever (G.I. Fever)/Mercy Dee
7,Skin & Bones/Little Larry Willis
8,Baby Don't You Want to Go/Jimmy McCracklin



Thunder Smith & Rockie - Low Down Dirty Ways



Thunder Smith w/ Lightnin' Hopkins West Coast Blues (ALADDIN 165) (1946)




Jimmy McCracklin Highway 101 (1945)




Little Willie Littlefield Little Willie's Boogie (1948)

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2 コメント

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ピアノ・ブルーズ (t-izu)
2016-10-25 06:39:15
いや、懐かしい!
思い起こせばこのアルバムと『Santa Fe Blues』あたりでズブズブと嵌った気がします。
戦前録音になりますがMagpieの目玉シリーズもお世話になりました。
個人だと管理人氏も触れておられたマーシー・ディーにジョー・プラム、『Blues Piano Chicago,Plus』や『Blues Piano-Ology』に収録されていたリトル・ジョニー・ジョーンズが良いですね。
それにしてもこのジャンルあまり人気が無いのか、日暮泰文氏入魂の『ジューク・ジョイント・ブルース・ピアノ』とかビッグ・メイシオの国内盤2枚組(素晴らしいのに)が500円程度で打ち捨てられているのを見るとガッカリします。
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Re:ピアノ・ブルーズ (Jahking@管理人)
2016-10-25 08:39:28
おーっ「Santafe Blues」! Texas Blues Pianoなんて凄い名のレーベルからでていましたね、たしかブッラクボーイ・シャイン、サン・ベッキー、パイントップ・バークスでしたっけ、私もそれでイチコロでした、久し振りに聴いてみたくなりました。
Magpieのピアノシリーズはジャケットが魅力ゼロ(でもレーベルの鳥がかっこよかった!)だったためにあまり手が出ず、テキサスブルースとリロイ・カーを持ってた記憶があります。
ジョニー・ジョーンズ、エルモアの相棒だった人ですよね、シカゴ・ブルースには欠かせない人ですね。

ピアノブルースはなかなかに取っつきにくいので打ち捨てられる傾向にありますね、確かに。ただ私もさすがにモロのブギウギ・ピアノ・インストは苦手です。
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