Soul LP's Part-2

1,I'm Gonna Miss You/The Artistics (Brunswick) 1LP 1,350円
66年にOkehから出たファースト・アルバムが紙ジャケCD化されたのも記憶に新しいシカゴのアーティスティックス、67年の通算2枚目、Brundwickに5枚あるLPの最初のもの。
ソウルを本格的に聴き始めた頃、カット盤が結構出回っていまして買い集めたものですが本盤はついに見つけられたかった一枚。再発LPを見つけやっと入手。
期待に違わず如何にもシカゴのノーザン・ダンサーが並ぶ素晴らしいものでした。
Okeh盤で殆どのリードを取っていたマーヴィン・スミスはタイトル曲他1曲のみですが、トミー・ジョンソン、ラリー・ジョンスンのリード曲も文句なし。

2,Nite & Day/David Hudson (Waylo) 1LP 100円
Alstonからのデビュー・アルバムが80年ですから比較的新しいシンガー、そのウィリー・ミッチェルが興したWyloからの87年盤。
アル・グリーンを思い起こさせるかなりの実力を持ったシンガーで、事実本盤でのバラードものはかなり聴かせてくれます。
しかし、問題はバックの演奏、如何にもの打ち込みリズムにシンセ・ストリングス、これはやっぱり興ざめですねぇ。

このWayloレーベル、あのHiレーベルでアル・グリーン、ドン・ブライアント、シル・ジョンスン、アン・ピーブルズ、オーティス・クレイ等々の正にグレートとしかいいようが無い録音をプロデュースしたウィリー・ミッチェルがオーナーということで期待されたレーベルでしたが、ここから出ているのは全部この打ち込み＆シンセ・サウンドなんですね。あのオーティス・クレイのアルバムもコレでした。
あのウィリー・ミッチェルがどーしちゃったんでしょうね。





3,I wish It would rain/Kenny Hamilton (Scorpio) 1LP 100円
これも先日こちらで書いたGlen Ricketts同様の80年代後半に突如現れたカナダ産ディープ・ソウルものの一枚。テンプスのタイトル曲をはじめ、ジョー・サイモン、ボビー・ウーマック、オージェイズ等々他のカナダ産アルバム同様カバー曲を多く歌っています。当時は喜んで聴きましたが、今聴くと結局一時の代用品だったと気づきます。判ってりゃ買うなよ、と突っ込まれそうですが。




4,Into My Life You came/Solomon Burke (Savoy) 1LP 300円
キング・ソロモン、82年のゴスペル・アルバム。餅屋は餅屋、制作費の低さをパワーと経験でカバーした快作と評した人がいましたが、正に。

詳細なディスゴグラフィがこちらにありました。

2003年のLive映像がこちらに。説教（？）しながら往年の有名曲を歌いまくっております。