Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Soft Sounding Music

2007年10月06日 | 60's,70's Rock
1,4/Harpers Bizarre (WB) 1CD 560円
ハーパース・ビザールというと思い出すのが、その昔ミュージック・ライフに載った広告。東芝が出した見開きページのその広告の真ん中に「シークレット・ライフ・オブ・ハーパース・ビザール」が。当時はその手のソフトなものはまるで眼中になく購入することも無く通り過ぎた訳ですが、何故かその広告の印象は強く残っています。

ハーパースのレコードを実際に手にしたのはその後70年代も終わりぐらいになった頃でしたか、カット盤が出回った頃かと思います。ただ安価で出回ったのはその「Secret Life」と「4」で、その前の1stの「Feelin' Groovy 」と2ndの「Anything Goes」は中古でもレア盤扱いでソコソコの値が付いていました(ご他聞に漏れず最近はかつてのカット盤程度のお値段でよく見かけますが)。

で 本盤。タイトル通りWBでの4枚目。エディ・フロイドの"Knock on Wood" レイト・グレート・オーティスが歌った"Hard to Handle"のサザン・ソウルの見事なソフト化、1曲目のズバリ"Soft Soundin' Music"、そしてあの"悲しみのジェット・プレーン"等々、ハーパースのアルバムのなかでは一番親しみやすいもので、私も一番良く聴いたのがこれです。ただ、その前の3枚があってこそのこの本盤だとは思いますが。


2,Red Hot Blue Heaven/Ian Whitcomb (Muskrat) 1CD 525円
イアン・ウィットコム、私、不勉強で英国の60年代ポップシンガーとしか知りませんでした。その後アメリカに渡りこんなグッド・タイム・ミュージックをやっていると知ったのはこのブログでのお客様に教えていただいたつい最近のこと。

数年前にVividがディストリビュートして出た紙ジャケ・シリーズの一枚がこんな価格であったので買ってみました。

ラグ・タイム、ハワイアン・ミュージック、アーリー・ジャズなどの19世紀末から20世紀初頭の英米ポピュラー音楽に大きく傾倒した音楽家に変貌したわけですが、77年発表の本盤はイアン・ウィットコム流解釈のバーバンク・サウンドだそう。なるほど、納得のお洒落で小粋な音楽でした。

Ian Blue


3,Look to The Rainbow/Astrud Gilberto (Verve) 525円
アストラッド・ジルベルト、66年発売のギル・エヴァンス編曲・指揮(2曲はアル・コーン)のオーケストラをバックにした「Look to Rainbow」にオルガンのワルター・ワンダレイのトリオをバックにした67年のアルバムから6曲を追加したCD。制作はいずれも後にCTIを設立するクリード・テイラー。
ボサ門外漢の私でも知っている曲が多くギルのビッグ・バンドは自身のVerve盤で聴けるあの独特なアンサンブル(これが好きで)。アストラッドの歌を聴くにはボーナスのワンダレイ・トリオのバックもののほうがって気はしますが、好みとしては本編。いいですね。

Raibow Astrud

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4 コメント

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2つ (通りすがり)
2007-10-06 21:52:25
> 4/Harpers Bizarre
Ry Cooder が参加していたなー、の一枚です。

> Red Hot Blue Heaven
高田渡さん、もちろん、エノケンさんのとは違う、
飄々とした、「私の青空」(My Blue Heaven) が入っている本盤ですが、
たぶん、当時 (1979 年リリース) 普通に新譜で購入していたと思います。
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Re:2つ (Jahking@管理人)
2007-10-06 22:16:41
>Ry Cooder が参加していたなー
あれっとおもってクレジットよく見たらadditional MusicianでRy Cooder と Ed Jamesとありました。いやー、知りませんでした。

> Red Hot Blue Heaven
>普通に新譜で購入していた
うーむ、さすがです。
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ランボルギーニ (uni)
2007-10-07 13:55:03
表紙のミウラがたまらなくかっこいいのです。
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Re:ミウラ (Jahking@管理人)
2007-10-07 19:05:56
60年代にしてこのスタイル。いや、ほんと、たまりませんですね。
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