The Sonics

1,Busy Body : Live in Tacoma 1964/The Sonics (Norton) 1CD 1,280円
シアトルはタコマ北部出身のガレージ・バンドの雄、ソニックスの1964年のライヴ。ソースはタコマのラジオ局KTNTでのオンエア音源。

60's Garage Bandというと真っ先に挙がるのがこのソニックス。聴けばそれも納得の最強のボーカルに爆裂サウンド。更に彼等の代表曲はいずれも不道徳極まりない猥雑な歌詞でGarage Punkなる表現は正に彼等の為にあるようなもの。

詳しくはこちらのファンサイトをご参照ください。

Garage Bandというとその名の通りで近所のガキが集まって夜な夜な自宅ガレージで練習、運が良ければ地元のマイナー・レーベルに拾われて45'sをリリース。というイメージで実際大半のバンドはそんなものなのだったはず。

で　このソニックス、始動時はそんなことだったのでしょう（同じNortonが出した「The Young Savage Sonics」で聴けます）が、実際のライヴの現場ではどんなことを演っていたかということが知れる貴重な音源がこれ。

Live at Red Carpet (9/1964)
Live at The Tacoma Sports Arena (11/27/1964)

という二つのセッションが収録されていて、前者は6曲すべてがノリノリのロックンロール・インスト。後者6曲は半分がボーカル入り(あの代表曲"The Witch"も演ってます)、ですが、ボーカルがオフ気味であの絶叫ボーカルはかすかにしか聴こえず残念ですが、演奏の爆裂具合は正にあのソニックス！

これを聞いて納得するのは今じゃGarage Bandとか云われていますが、ソニックスでさえ詰まるところ躍らせてナンボのダンス・バンドだったってこと。ごく一部のメジャー・バンドを除けばローカルで活動するバンドは皆こうだったのでしょう、この時代では。そんなことを思わせる音源でした。

そんな現場のショットがこれ。




彼等のMy Spaceはこちら。

The Sonics - Psycho a Go-Go


再編されているようで昨年のライヴ映像がありました。40年以上の時を経てもボーカルの爆裂具合に変化無し！
Psycho - Sonics at the Forum London 21-3-08