Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

Steve Kuhn - Red Garland

2007年01月12日 | Jazz
1,Kuhn / Lafaro 1960/Steve Kuhn,Scott LaFaro(PJL) 1CD 2,500円
ベーシストでエンジニアでもあるピーター・インドが録音したデモ・テープの発掘音源。ここ最近大人気のスティーブ・キューンと神格化されているスコット・ラファロの共演、こんなのあったの!と最愛のピアニストはキューンと公言する私も驚愕。

1960年11月の録音、ラファロは当時ビル・エヴァンスのトリオに在籍していたはずで例の「ポートレイト・イン・ジャズ」と「ヴィレッジ・ヴァンガード」の狭間。キューンとドラムのピート・ラロカはコルトレーンのグループをクビになった直後。

キューンの第一次ピークは間違いなく66年の「Three Waves」(Contact)からゲイリー・マクファーランドとの「October Suite」(Impulse)を経て69年の「Watch What Happen」(MPS)「Childfood is Forever」(BYG)までで今聴いてもビリビリ震撼。

よって、キューンはまだまだその個性を開花させる以前の時代でピアノ・トリオとしては悪くはないものの、同じくラファロを擁したエヴァンス・トリオとは比べるべくもないフツーのピアノ・トリオ盤、というものでした。


2,Red Alone/Red Garland(Prestige) 1LP 800円
ジャズを聴き出して初めてハマったアルバムがこのガーランドの「Groovy!」、アドリブまでしっかり覚えてしまうほど聴きまくりました。そんなことで最愛のピアニストのNo.2はこのレッド・ガーランド。ソロ・ピアノ・アルバムが苦手なこともあって数あるPrestigeのアルバムで唯一持っていなかったのがこれ。やっと買いました。勿論Fantasyプレスの再発もの。

で 本盤、ある意味面白かった、だってソロ・ピアノといいつつもベース、ドラムが入っていないもののトリオものの演奏と同じなんですから。きっと頭の中ではベースとドラムが鳴っていたことでしょう。よく云われるカクテル・ピアノっぽい面がかなり出ているものですね。

Red Alone

コメント    この記事についてブログを書く
« Hall & Oates - Carl Wison T... | トップ | まぁ、一応.... the Beatles/... »

コメントを投稿