Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Rising Storm - The Seeds

2007年09月29日 | Psychedelic,Garage-Punk
1,same/The Seeds (GNP) 1CD 476円
輸入盤70%Offセールでの購入盤。"Pushin' too Hard"でお馴染みスカイ・サクソンのシーズ。そのファーストとセカンド・アルバムの2in1。ガレージ・サイケ系の代表的なバンドな訳ですが、その"Pushin'"が当時日本でもシングルが出ていてそこそこ知られていたからでしょう、その系列のバンド群の中でも一際親しみを覚えるバンドです。アナログ時代からGNPから出ているそのLPは比較的手に入れやすかったこともあって聴いた気になっていたバンドでもあります。

ペナペナのファーフィサ・オルガンに粘着質でディーモニッシュなスカイ・サクソンのボーカル。凡百あまたいるこの手のバンドとの決定的な相違はここでしょう。15分近くに渡ってスカイ・サクソンが吠えまくる"Up in Her Room"がその意味で白眉。

"Pushin' too Hard"、スカイ"サンライト"サクソンの雄姿はこちらで。

Seeds Web


2,Second Wind/The Rising Storm (Arf!Arf!) 1CD 300円
弱々しくつたないボーカルに哀愁のメロディ、健気で純粋さが溢れるその演奏で世のガレージ/サイケ・ファンをトリコにした67年に出たアルバム「Calm Before...」で知られるライジング・ストーム。

そのストームが再結成して92年から98年に録音したライヴ、スタジオ音源を集めたもの。期待もせずに買ったのですが、60年代の若さにまかせたひたむきさは無いものの、その持ち味は充分に残していて「おい、おい、やるじゃん」という感じ。再結成ものと侮れないものでした、67年盤にイカレた方は是非お試しください。このバンド、アーサー・リーのラヴのファンらしく67年盤では"Message to Pretty"、82年と92年には"Signed D.C."を取り上げています。

本盤を出しているArf!Arf!は余程このバンドが好きらしく、その67年盤を出したときにもボートラで82年の再結成ライヴ盤「Alive again at Andover」を丸ごと収録して出していました。

Rising Storm 2


こちらが67年盤
Rising Storm


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2 コメント

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> The Seeds (通りすがり)
2007-09-30 01:07:00
何か放置出来ないバンドで、一応 CD で大雑把に集めました。
また、Johnny Thunders (ex. New York Dolls) & Patti Palladin の 
Copy Cats (このアルバム、結構お気に入りです)
というアルバム所収のカバー Can't Seem To Move You Mine が個人的に好きです。
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Re: The Seeds (Jahking@管理人 )
2007-09-30 10:13:25
"Can't Seem To Make You Mine"はPussin'とはスタイルは違いますが如何にもSeedsらしい曲で私も好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=vV8KvKYRxig

そのアルバムは未聴ですが、それを出している英国のJungleなるレーベルはSky SaxonのソロとかSeeds再結成アルバム「Red Planet」(結構往年のスタイルしています)も出していますね。
http://www.jungle-records.net/jungle.htm

80年代後半に録られたらしい、Shadows Of Knightの元メンバーなんかと一緒に演った"Pussin'"の映像がありました。
http://www.youtube.com/watch?v=Er6POt5aTTc

2005年の映像も。
http://www.youtube.com/watch?v=j7w5emkdJOQ
しかし、この人、変わりませんね。怪人!
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