Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

王道JazzをCDで

2007年10月16日 | Jazz
1,At The Montreux Jazz Festival/Bill Evans (Verve) 1CD 500円
所謂「お城のエヴァンス」、例のフランス語によるMCではじまる68年録音の大有名盤です。数あるエヴァンスのアルバムの中でも特に良く聴いたものにもかかわらず初めてCD買いました。
ドラムスが珍しくもジャック・デジョネット、これが本アルバムのキモでしょう、いつになくハードボイルドなエヴァンス・トリオが聴けますね。


2,Ths Here is Bobby Timmons (Riverside) 1CD 500円
"Moanin'" "Dat Dere"が入った、ボビー・ティモンズ、トリオものの代表作。ティモンズというとやっぱり忘れられないのはブレイキーのジャズ・メッセンジャーズ時代の熱い演奏。とりわけ、「サンジェルマンのメッセンジャーズ」でのソロ(なかでも"モーニン・ウィズ・ヘイゼル")はもう昇天ものの乗りに乗った熱い演奏で正にファンキー・ジャズの鬼と化していました。
ところが実はこの人、トリオものとなると結構端正なピアノを弾く人で本盤ではそのファンキーさと端正さの両面が聴けるものとなっています。

This Hre Bobby


3,Kerry Blue/Winton Kelly (Riverside) 1CD 500円
これ聴いたことの無いジャズ・ファンっているの?というくらいの超大有名盤。
ボビー・ジャスパーのフルートが独特なムードを醸し出す1曲目のタイトル曲から2曲目の"朝日の如くさわやかに"にいたる流れはもうホント何度聴いたことか。
セクステット編成とトリオ編成の混在、コロコロ・ピアノが満喫できるケリーの代表作。私のようなハード・バップものには何も感じなくなってきている者でも久し振りに聴いた本盤には引きずり込まれました。

Kelly Blue


4,Winchester Special/Lem Winchester & Benny Golson (New Jazz-Prestige) 1CD 500円
若くして亡くなったヴァイヴ奏者レム・ウィンチェスターの59年録音のPrestige第1作。基本的にはミルト・ジャクソン系のヴァイブ奏者だと思いますが、この人の特徴はその音色。ノン・ヴィブラートのそれはまるでフツーの鉄琴を叩いているよう。本盤は鼻の詰ったようなモゾモゾ・テナーのベニー・ゴルソンと組んでかなりファンキーな演奏を。ピアノはトミー・フラナガン。ここでもあのトミ・フラ節満開、これも聴き物のひとつ。ミルト。ジャクソンに真っ向勝負を挑んだこの後の「Another Opus」が代表作でしょうが、本盤もなかなかです。

Winchester Special


5,First Kloss/Eric Kloss (Prestige) 1CD 500円
盲目のサックス奏者エリック・クロスの66~67年録音の2in1アルバム。この録音当時まだ17歳。アルトとテナーを吹き分けますが、モーダルなものからジェントルなバラードまでとても17歳とは思えないふてぶてしい吹きっぷり。
この後、69年のチック・コリアを迎えたカルテット録音が有名ですが、すでにこのデビュー録音でも天才振りは明らか。その後どーしたのかは知りませんが。

Eric Kloss


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