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ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

栃木・八幡ツツジ群落 Yahata Azalea Cluster, Tochigi Pref., May 28, 2022

2022年05月29日 | 日記
五月晴れの晴天の今日、ツツジで有名な那須高原の八幡ツツジ群落を歩いてきました。まずは見上げると、どーんと那須連山の茶臼岳(左)と朝日岳が素晴らしい姿を見せてくれます。



遊歩道を進みますが、お目当てのツツジは太宗が終わっており残念でした・・。そんな中でもレンゲツツジが所々で咲いており、我々の目を楽しませてくれました。青空に朱色の花が実に良く映えます。



この日は白いチョウの乱舞が目に付きました。余り止まってくれず撮影に苦労しましたが、漸く数枚パチリと撮ることが出来ました。



ウスバシロチョウと言う種類だそうです。最近は数を増やしているとか。調べてみますとアゲハチョウ科でした。



こちらの遊歩道では小さな沢を渡るところがあります。水面をウォッチング。綺麗なトンボがいましたよ。恐らくアサヒナカワトンボです。



茶色いハネが美しいですね。



なんと水の中からトカゲが出てきて、川岸の石や落ち葉に隠れようとしていました。ニホントカゲ?



こちらでは吊り橋もアトラクションの一つ。「ツツジ吊り橋」からのウォッチングで見えてきたのが、この花です。



ホオノキです。完全に開く前の姿も含め、何だかハスの花に似ています。



楽しかったウォーキングも終わり、なす高原自然の家の前の駐車場に到着。少し教えていただき、周囲の巣箱を遠目にウォッチング。最後に見た巣箱の中からヒナ達の元気な声が聞こえ、親鳥が数分おきに忙しそうに餌を運んでいました。何回見ても飽きない、それは素晴らしい風景でした。



来年は1週間ぐらい早く訪れ、満開のツツジも楽しみたいものです。
コメント (3)
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東京港野鳥公園 Port of Tokyo Wild Bird Park, May 15, 2022

2022年05月15日 | 日記
4年半ぶりの東京港野鳥公園。バードウォッチングはまだ2回目と言う方々をお連れしました。東京都心の近くにこれだけの自然環境(特に人造の)があることに強い印象をお持ちになったようです。(ヨシヨシ)

西地区の里山の風景。写真にはありませんが、このエリアには田んぼがあることに驚きました。



そして東淡水池の風景です。東京湾で過ごした鳥達が、ここで淡水シャワーを浴びます。



この日まず目についたのがアオスジアゲハ達の乱舞。特に公園の東西を繋ぐ「いそしぎ橋」の植栽であるトベラの花が大好きなようです。





東淡水池では下のアオサギ(Grey Heron)に加えカワウ(Great Cormorant)が見られました。



いつものように立派なネイチャーセンターから潮入りの池を眺めますと、目の前で悠然とチュウシャクシギ(Whimbrel)が餌を撮っていました(写真は「逆さ富士」ならぬ「逆さチュウシャクシギ」)。久しぶりにじっくりと観察。嘴のやや下へのカーブが美しい。フィールドガイドによると旅鳥の由。旅の途中で出会えて良かったです。



そしてダイサギ(Great Egret)も悠然と・・。



ネイチャーセンターの最下層に行き、干潟の表面を観察しました。最初はただの泥だらけに見えた干潟は、実は無数のカニが住む彼らの土地だったのです!

アシハラガニ。アシ原を必要とする種なのでしょうね。近くにたくさんのアシが生えています。



バンザーイのポーズをする可愛いチゴガニ。



可愛いたくさんのカニ達に癒されたなあと満足しているのも束の間、大変厳しい現実も目の当たりにしました。チュウシャクシギがお食事中です。そう我々を癒してくれたカニらしきものを突いていました。フィールドガイドには、「よくカニを食べている」とも記載ありました!



東京港野鳥公園は、1978年に西地区のみ3.2haで開園。その後1989年に東側に拡大し24.9haになったそうです。今回久しぶりに訪れ、汐入の池の向こう側に見慣れぬ湿地と砂礫地が目に入りました。2018年にその「前浜干潟」が加わり合計36haになったそうです!これだけ開発し尽くした東京湾最奥部において、どっこい我らが野鳥公園が一矢報いているではないですか!




コメント (4)
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栃木・那須塩原・木の俣川 Kinomata River, Nasushiobara, Tochigi, May 2, 2022

2022年05月04日 | 日記
北栃木の清流の美しさには本当に心を打たれます。こちらはその一つ、木の俣川です。板室温泉に向かう途中の木の俣園地よりウォッチング開始です。



しばらく歩くと風景によく溶け込んだ巨岩吊り橋があります。その橋を眺めなら対岸の木々に目をやると・・。いきなりこの日お目当ての鳥が登場しました。オオルリ(Blue-and-white Flycatcher)です!しかも何と、キビタキ(Narcissus Flycatcher)とのツーショットです。よくぞカメラに収まってくれました。オオルリは川面に飛ぶ小さな虫を空中でキャッチしていました。





このポイントでじっくりとオオルリを観察でき、満足感一杯で川沿いの遊歩道を更に進みます。そしたら、すぐにまたいるのです。まるで我々の歩調に合わせるかのように、オオルリのペアが一緒に木々の間を移動したのでした。



メスも可愛らしい。



木の俣川が北関東の大河・那珂川に合流するところで遊歩道はおしまい。ここで小休止後、「北栃木の奥入瀬」とも言われる(?)渓谷美を眺めながら元の道を戻り、例の吊り橋で対岸へと。

川を左に眺めながら(ヤマセミなど居ないかと欲を出しながら)、美しい新緑の森の中を歩きます。川での水浴びを終えたヒヨドリ(Brown-eared Bulbul)が居ました。風呂上がり、と言ったところでしょうか。気持ちよさそう。



この時期、数々のお花にも目がいきます。





ウォーキングの最後、ログハウス風のトイレの横では、ヤマツツジとヤマブキが共演していました。



美しい清流の木の俣川と鮮やかな瑠璃色をしたオオルリ、こんな素晴らしいペアは中々見出せませんね。東南アジアから渡ってくるこれら小鳥達の環境は守ってあげたいものです。
コメント (2)
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