花☆花生活

プリザーブドフラワーブーケ&アレンジのジェイダイトフラワー主宰のブログ

いつの時代も

2006-09-14 22:30:10 | Weblog
今日は生け花のお稽古で「紫式部と菊の2種生け」をやりました。

「紫式部」はクマツヅラ科に属し、山野に生える落葉低木です。枝にライスフラワーが付いているみたいです
生けてみると風情があってとても綺麗です

先生のお話を伺っていて「いつの時代も同じなんだな」と思うことがありましたのでご紹介します。

月に何度か先生だけのお勉強会があるそうです。
ご年配の方々ばかりですが、最近たくさん新人の先生が入ってきたそうです。
新人と言っても40~50代だそうで・・・
長老の先生方は80才を超えてる方も少なくありません。

長老の先生方が「最近の人は態度がなっていない」とかなりお怒りだそうです

それには、まず
①挨拶ができない
②自分のが終われば掃除もしないでサッサと帰る
③空気が読めない
などらしい。

挨拶が出来ないというのは、隣に座った方くらいには「よろしくお願いします」とか
終わったときには「お疲れ様でした」くらい言うのが当然なのにそれすらも出来ないらしい。
もう少し言えば、偉い先生方もご一緒なのだから自分から挨拶に行くべきだと

そして後片付けに関しても、新人は全体の掃除までしていくのが当然かと

最後の空気が読めないと言うのは、長老の先生方や先輩方は暗黙の了解で
席が決まっているらしいのです。それを「ここよろしいですか?」すら聞かずに
空いているからといって堂々と座ってしまうらしいのです。

どの時代も、同じことを思うのだなと思いました。求める度合いが多少違っても
私も新人が入ってきたときは同じ事を思ったりします。

生け花は確かに、しきたりや上下関係が厳しいところがありますが、上であげた3つのことは常識の範囲であると思います。

そういうことを学ぶ場が生け花なのです。

昔は花嫁修業には「お茶」と「お花」と言われてきました。
ただ単に「お花くらいは生けられないと」というのは違うと思います。
私が考えるに「心を鍛えに行く場」だったと思います。
上下関係から思いやりの気持ち、お年寄りを敬愛する気持ち、そして旦那様につくす気持ち。

そんな気持ちが薄れてきているのを感じるのは私だけではないだろう。
やはり、いつの時代も基本は同じなんだと感じました。
コメント
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