偶然つけたラテン系TVドラマなどで濃厚なキスシーンがあったり、
ケーブルチャンネルで欧州発の映画などで露出の多いラブシーンをやってたりすると、
ももちゃんなんかは、Yee-Yoo、(やっだぁ~、とか、
不快なものを見たときに言う言葉ですね)って反応するんですが。
それはどうも学校のお友達からの刷り込みらしいんですね。
ま、ももちゃんの場合、まだ幼いからそれでいいんだろう、と放っておいてます。
あまり自分の属する社会のマジョリティとずれたことを教えるのはどうだろう、と
まだ迷いはありますが、とりあえず、ちゅまには、セックスというのは
本来愛あふれるポジティブなものだとして教えた上で、STD,つまり性行為によって
感染する病気のリスク、望まない妊娠と堕胎のリスクについて
教え、学校のヘルスの時間に教わっていることをただ知識として
漫然と教わるのではく、セックスに対する自分の態度を決める材料にしてほしい、
ということを徐々に伝えることにしました。
ということで、ちゅまには今回はまず、ももちゃんの反応の例を引いて、
一歩突っ込んだ説明を。
Yee-Yoo、って捉えるほうがもうすでに文化や宗教によって歪められた認識であって、
健康な男女は性欲は必ずあるもの、じゃないと種がほろびる。
そこまではまずフツーに。ここから先は、じぇいど♪家流、これはもう
裏ブログじゃなくて完全に表っぽい話ですが 笑。
また、あれは種の保存のためだけにやってるんじゃなくって
愛し合う2人の間で愛のエネルギーを交換する行為でもあるのだ、
見える人がみたら、オーラが交じり合ってすごいことになってるはずだ、と言ってみました。
するとちゅま、ふむふむ、いや、映画とかは本当にはしてないし(わかるんだなw)、
本物のセックスを見たことがないからわからないが(12歳じゃあたりまえだw)、
おそらくそうなんだろうな、ってちゃんと納得。
そしてすぐに、じゃあ、お金で女性を買ってセックスをしたらエネルギー交換という
観点ではどういうことになるのだろうか、ってつっこんだ疑問まで口にして、
あ、本質をつかむのえらい早いなぁ、と感心。
ちゃんと「愛」と関連付けて考えてるんですね。
そして、ちゅまが言った面白いこと。ちゅまの観察では、じぇいど♪とおとーさんみたいに
互いに愛し合っている夫婦の間にできている健康なコードはシルバーなのだけれど、
たまに紺色のコードの夫婦がいて、感じる雰囲気からは、それはきっとちゃんとした関係をつくことが
できていない場合なのだろう、と。
なるほど。見える人にはそんなこともわかっちゃうのですね。
家庭内講義第二回目 笑。別の日にこんどは、またヘルスの時間の宿題で
妊娠と子育てについての宿題を手伝う際に、婚姻外の関係でのセックス、
そして堕胎とSTDつまり性感染症のリスク、について話をしました。STDについては
すでに学校でかなり細かく教わっていますから、そこは教える必要がなし。楽チンでした。
男女が完全に同権のアメリカや欧州、そしてそうなりつつある日本。どこで
暮らすとしても、初婚までの年齢はどんどん上がっているし、法的な結婚をしない人も
増えており、セックスは結婚するまでしてはいけない、なんて教えるのは非現実的。
だから、ちゅまには、そう遠い話としてではなく、現実問題として、
好きな人ができたら、セックスをするかしないか、子どもができる
リスク、STDに感染するリスクについて、必ず考えなきゃいけないときがくる、
人間には誰かを愛し愛されたいという気持ちと、
種の保存のために性欲はかならずあるのだから、
そこで抑止力になるのはリスクに対する知識と、あとは理性、
そして、それでもセックスをすると決めるのならば、それなりの責任を
追う覚悟を必要とする重要な問題なのだ、と教えてみました。
簡単じゃないですよ。こういうのを一応日本語でやろうとしてますから、
理性、って何か、ってことから説明しなきゃならなかったり 笑
この説明でよかったのかどうかは、わかりません。
どういう選択をするのかは、本人しだい。
大事な新しい「命」がかかわること、失敗を繰り返して学ぶのは
許されるべきことじゃないですからね。
自分のためにも、生命への敬意をはらうためにも、
ちゅまが自分の判断で最善の選択が
できるようになることを願っています♪