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コモンモードフィルタの手直し

2007-01-27 | 日曜電子工作
 これは,随分前ですが,自作していたコモンモードフィルタです.
 アンテナ切替機の完成とIC-AT500のメンテナンスが終わり,春までには,整備してネクストに備える為にあまり見たくない無線機の後ろ側,配線周りを整理しています.

 エキサイタ用コモンモードフィルタはFT-114の#61に1.5Dのテフロン同軸を巻いて作っています.これは既に絶版になっていると思いますが,CQ出版から発行されていた「電波障害 その対策と実態」に掲載されていたコモンモードフィルタでした.
 このコモンモードフィルタは無線機をFT-1000MPに変えた時から使っていませんで,久々に取付けたところ,気持ちフロアノイズが減った気がしています.本来の信号強度低下は感じませんので,やはり,受信側でも効果があるのかも知れません.もっとも定量的な評価は無理なレベルですが.

 ただ,同軸コネクタの接触が悪い時があり,ネジを締めなおすと直っていたのですけど,この機会に手直しをする事にしました.それと,同軸ケーブルをレセプタクル側へ半田付けする場合,シールド線の処理は,線を束ねて半田付けしていますが,中途半端な気がしていました.コモンモードフィルタの同軸処理の指摘事項がここに書かれています.

        

 そこで,真鍮板で例の円錐のレジューサーを作りまして,5D2V<>1.5D2V間を直接半田付けして,塩ビのパイプに収めました.

      

 これでコネクタの接触箇所が2ヵ所減りました.つまり,今後接触不良を発生させるかも知れない原因を少なくしたわけです.真鍮板が結構活躍していますね.

      

 アンテナ・アナライザで計測したらSWRの変化が全く無い事を確認しました.
 底面直径5mm×上部直径2mm×高さ12mmの小さな円錐ですが,HF帯なら問題なく使えますよ.半田付けするとメカ的にも丈夫になりました.


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