タクシー車内でヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を聴くという情景設定
いかにも村上文学のオープニングって感じなんです
ページを繰るたびに心身の隅々がゆっくりと、
しかし否応なくその独特の世界へと誘い込まれていくって感じ
でも序盤からの「吸引力」ということだったら
「ねじまき鳥クロニクル」か「海辺のカフカ」じゃあないかな~ぁ
ちょうどBOOK1の中盤あたりに差しかかったら凄い吸引力なんです
どんどんと村上ワールドに誘い込まれちゃって・・・
村上文学では家族関係をテーマに据えてこなかったけれど
1Q84では主人公の心の成長が描かれていて
ナンか心が温まったんです そして・・・
残りページ数が少なくなるにつれ取り残されたような気持ちに・・・
土曜日のブランチを食べたあと我を忘れて村上ワールドに没頭して
1000ページを超える長編を一気に読破しました
この作品って人間の強いところ、美しいところがたくさん描かれ
同時に弱いところ醜いところも描かれてるんです
村上春樹の作品を読んだ後って、いつもそうなんですが
心が奥底からひっくり返えされちゃったような
この作品も不思議とそんな感覚に陥っちゃったんですよ~ぉ
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私は、まだBOOK1の中盤ですから、引き込まれ始めたところです