宇宙哲学の対話室

"宇宙"、"生命"、"人間"に関する問いかけと自然観察や奉仕活動について対話を繰り広げます。

捨てる物を好き嫌いで選んでいませんか?

2006-05-05 06:40:59 | 知らせタイワ、知り合いタイワ室
連休中なのでひさしぶりに部屋の片付けをしていたら、気づいたことがあった。
確かに、不要になったものを捨てるために整理しているのだが、いつの間にか
捨てる物を選ぶことにはまってしまう。

部屋を整理するということは、本来は使いたいものを十分に活かすことが目的
のはずだ。その結果、不要な物を捨てることになる。
手に入れた時は気に入った物、必要であった物を十分に使った後、使えなくな
った、あるいは別のものが必要になったので整理する。
それが本来の使い方だと思う。

ところが不要な物を捨てることが、整理の目的となってしまっている。
それではどのような思いで捨てる物を選んでいるのか?
単に好き嫌いで捨てる物を選んでしまっているのだと気がついた。
ゴミを不要物ではなく「護美」(美しいものを護るために整理する)という考
えが大切だとわかった気がした。

近頃、いわゆる健康法なども似たような考え方があると思う。
新陳代謝をよくして体内で不要になったものを排出させる、といったことを
見聞きしたことがある。
方法としては悪くないと思うが、不要とされるものは何だろうか?
誤って食べたり飲んだりしたものとか、つい食べ過ぎ飲み過ぎしてしまった
という類のことならば、半ば強制的に排出させるのも仕方ないのかもしれな
い。
それでも一時でも自分の体の一部であったものを嫌って排除しようと考える
ならば、私の部屋の整理とおなじことになるだろう。

嫌いなものを捨てるのではなく、彫刻のように自分自身を変えてゆこうとい
う心がまえで自身の体を削り、そして削られたものに感謝する。
こんなふうに考えることが大切だと思う。




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